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春日井市内の蝶の観察と写真、資料を掲載しています。

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<蝶の写真集> アゲハチョウ科

アゲハチョウ

データ 生息状況 生態写真 雌雄比較 近似種比較

☆データ

アゲハチョウ(揚羽蝶)
学 名 Papilio xuthus
科 名 アゲハチョウ科
亜科名 アゲハチョウ亜科
族 名 アゲハチョウ族
属 名 アゲハチョウ属
時 期 年2〜5回、3月〜10月
分 布 日本全土
大きさ (前翅長)35-60mm
(開張)65-110mm
生育地 庭や公園、畑地など
<特徴>
 年2〜5回の発生で、成虫は春から秋まで見られるお馴染みのチョウの一つで、都市部から山岳地帯まで、いろいろな所で観察することが出来ます。しかし、よく見ると結構きれいなのです。翅の裏側も表側も黄色地に、黒い帯と線できれいな模様があり、後翅には、青または赤の紋も見られ、尾状突起があります。飛翔力が強く、元気に飛びまわるので、追いかけて撮影するのはたいへんですが、春にはツツジ類、夏以降にはヤブガラシ、アザミ類、ヒガンバナなどで吸蜜するので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ミカン科(サンショウ、カラタチ、ウンシュウミカン、ナツミカン、ユズ、カラスザンショウなど)の葉を食べます。

<名前の由来>
 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるので、そこから名付けられました。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。他のアゲハチョウと区別するために、ナミアゲハと呼ばれることもあります。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井内での希少度 ★☆☆☆☆
 市内全域に生息していて、市街地で最も普通に見られるアゲハチョウの一つです。平地から山地にかけての比較的明るい場所で、幼虫の食餌植物のサンショウ、カラタチ、ウンシュウミカン、ナツミカン、ユズ、カラスザンショウなどミカン科各種があるところでは、よく見られますし、ヤブガラシ、アザミ類、ヒガンバナなどの成虫の蜜源のあるところでも観察できます。

☆生態写真

アゲハチョウの春型♀(アゲハチョウ科) 2019年5月5日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影

 2019年5月5日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、花で吸蜜中を接写しました。

アゲハチョウ春型♀(アゲハチョウ科) 2019年5月8日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影

 2019年5月8日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、しばらく花で吸蜜していたので接写できました。

アゲハチョウ春型(アゲハチョウ科) 2019年5月10日午後、西尾町で撮影

 2019年5月10日午後、西尾町で撮影しましたが、しばらく花で吸蜜していたので接写できました。

アゲハチョウ春型♂(アゲハチョウ科) 2019年5月19日午後、落合公園(東野町)で撮影

 2019年5月19日午後、落合公園(東野町)しましたが、しばらく花で吸蜜していたのを接写しました。

アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2019年6月5日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影

 2019年6月5日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、しばらく花で吸蜜していたので接写できました。

アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2019年8月19日午前、八田川沿い(知多町)で撮影

 2019年8月19日午前、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、しばらくヒャクニチソウの花で吸蜜していたのを望遠で捉えました。

アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2019年8月27日午前、庄内川河川敷(下津町)で撮影

 2019年8月27日午前、庄内川河川敷(下津町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。

アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2019年9月29日午後、二子山公園(二子町)で撮影

 2019年9月29日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、ヒガンバナで吸蜜していたところを接写しました。

アゲハチョウ夏型♂(アゲハチョウ科) 2020年8月24日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影

 2020年8月24日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、しばらくヒャクニチソウの花で吸蜜していたのを接写しました。

アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2021年6月11日午前、大池緑地(西山町)で撮影

 2021年6月11日午前、大池緑地(西山町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。

アゲハチョウの終齢幼虫(アゲハチョウ科) 2021年7月3日午前、少年自然の家(廻間町)で撮影

 2021年7月3日午前、少年自然の家(廻間町)で撮影しましたが、枝に止まっていたのを接写しました。

アゲハチョウ(アゲハチョウ科) 2022年9月7日午前、八田川沿い(東野町)で撮影

 2022年9月7日午前、八田川沿い(東野町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。

アゲハチョウ(アゲハチョウ科) 2023年4月20日午前、春見公園(春見町)で撮影

 2023年4月20日午前、春見公園(春見町)で撮影しましたが、タンポポの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。

 ☆雌雄比較 

オス
   
アゲハチョウの夏型♂(アゲハチョウ科) 2006年9月5日昼、見沼たんぼ(川口市)で撮影
メス
   
 アゲハチョウの夏型♀(アゲハチョウ科) 2006年9月20日昼、見沼たんぼ(川口市)で撮影

 オスの腹端部に赤丸部分の交尾器が目立ち、夏型では、地色が白くなります。
 メスの腹端部に赤丸部分の交尾器が目立たなく、夏型では、黄色みをおびます。

☆近似種比較 夏型オス

アゲハチョウ  キアゲハ
   
アゲハチョウ夏型♂(アゲハチョウ科)  キアゲハ夏型♂(アゲハチョウ科) 

 アゲハチョウは、赤丸の部分が黒い縞模様になります。
 キアゲハは、赤丸の部分が塗りつぶした黒っぽい模様になります。

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