<春日井市の蝶>
朝宮公園の蝶
2019年以降、朝宮公園(愛知県春日井市朝宮町)で撮った写真です。(現在27種)
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朝宮公園は、愛知県春日井市朝宮町に位置する春日井市営の都市公園(運動公園)で、面積は12.5ヘクタールあります。1974年(昭和49)に愛知県営の公園として設置されましたが、2017年(平成29)4月1日に愛知県から春日井市に移管されました。公園内には、テニスコート、野球場、芝生広場などがあり、かつては競技場、屋外プールもありましたが、多目的総合運動広場につくり替えられています。また、多くの樹木も植栽され、こもれびの森として遊歩道も設置され、西側を新木津用水、東側を八田川が流れ、南西側には和風園地も造られました。
朝宮公園の地図 |
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<特徴> お馴染みのチョウの一つで、都市部から山岳地帯まで、いろいろな所で観察することが出来ます。しかし、よく見ると結構きれいなのです。春にはツツジ類、夏以降にはヤブガラシ、アザミ類、ヒガンバナなどで吸蜜しているのを見かけます。幼虫は、ミカン類の葉を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるので、そこから名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。他のアゲハチョウと区別するために、ナミアゲハと呼ばれることもあります。 |
アゲハチョウの春型♀(アゲハチョウ科) 2019年5月5日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年5月5日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、花で吸蜜中を接写しました。
アゲハチョウの夏型♂(アゲハチョウ科) 2021年9月21日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2021年9月21日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、ヒガンバナの花で吸蜜中のところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初春から晩秋まで、海岸から高山帯の河川敷、畑地、草地などで普通に見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黄色地に、黒い帯と線できれいな模様があり、後翅には、青または赤の紋も見られます。飛翔力が強く、元気に飛びまわるので、追いかけて撮影するのはたいへんです。幼虫は、セリ科植物(ニンジン、セリ、シシウドなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がかなり大きいのです。 |
キアゲハの夏型♀(アゲハチョウ科) 2021年9月21日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2021年9月21日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上で休止したところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から夏まで、山地から都市周辺の公園、樹林、草地、人家付近など様々な場所で見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅にオレンジ色の斑紋が見られ、オスには、白帯もあります。幼虫は、ミカン科植物(カラタチ、カラスザンショウなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、全体に黒(クロ)っぽいので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。本土・奄美亜種と沖縄・八重山亜種があります。 |
クロアゲハ♂(アゲハチョウ科)本土・奄美亜種 2019年7月24日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年7月24日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、吸蜜していたところを望遠で捉えたものの、不鮮明な写真となりました。
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<特徴> 普通年2回の発生で、春から秋まで、本州の関東地方以西から沖縄の低山地の常緑樹林などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅に白黄色の大きな斑紋があり、外縁部にはオレンジ色の弦月紋が見られます。ゆうゆうと飛んでいますが、時々木々にとまるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ミカン科植物(キハダ、カラタチ、カラスザンショウ、サンショウなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、後翅の白黄紋(モンキ)が目立つので、名付けられました。 <備考> メスはオスより大きく、褐色となります。 |
モンキアゲハ(アゲハチョウ科) 2019年5月5日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年5月5日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、一瞬葉上に止まったところを望遠で捉えたものの、尾状突起が損傷していました。
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<特徴> 春から秋まで、公園、山地の照葉樹林、海岸付近などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒褐色地に青緑色の帯が目立ちます。飛翔力が強く、元気に空高く飛んでいくのを見かけます。幼虫は、クスノキ科植物(クスノキ、ヤブニッケイ、タブノキなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、羽に青緑色の筋(アオスジ)が目立つので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。 |
アオスジアゲハの春型(アゲハチョウ科) 2019年5月5日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年5月5日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、河原にいたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで普通に見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に小さな点のような模様が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(メドハギ、ネムノキなど)を食べます。
<名前の由来> 黄色いチョウという意味で命名されましたが、その後沖縄県産のキチョウと区別するために、その北(キタ)に生息しているのでこの名前になりました。 <備考> 夏型と秋型があります。 |
キタキチョウの秋型(シロチョウ科) 2020年5月17日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年5月17日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 早春から晩秋まで、畑地、草原、河原、公園などで、一般的に見られる黄色っぽいチョウですが、メスには白っぽいのがいて、一見モンシロチョウと見間違えることもあります。各種の花で蜜を吸っていますが、動きが活発で、なかなか撮れない時があります。幼虫はアカツメクサ、シロツメクサ、クサフジなどを食べます。
<名前の由来> <備考> |
モンキチョウの夏型(シロチョウ科) 2020年11月3日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年11月3日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、地表に止まっているところを接写しました。
モンキチョウの夏型(シロチョウ科) 2021年6月22日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年11月3日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、北海道〜九州の平地から山地の河川沿い、林縁等の開けたところで見られます。翅の裏側は、木の葉っぱのような迷彩色をしていて、目立たなくなっています。翅の表側は、白色で前翅に黒点があり、オスでは端が黄色になっていて、メスとの識別が容易です。飛び方は、他のシロチョウと比べて直線的で、翅を半開きにして花にとまります。幼虫は、アブラナ科植物(ハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ、ナズナ、ダイコンなど)の花や果実を食べます。
<名前の由来> 白色で前翅の端を意味する褄(ツマ)が黄(キ)色になっているチョウということで名付けられています。 <備考> 季節型はありません。 |
ツマキチョウ♀(シロチョウ科) 2020年4月19日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年4月19日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、土手下を飛んでいるところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、日本中で普通に見られるチョウで、最もなじみの深いものの一つです。野原や畑などを白っぽいチョウがフワフワと飛んでいて、いろいろな花にとまって蜜を吸ったりしています。幼虫は、キャベツや大根の葉を食するので、害虫にされています。モンキチョウのメスやスジグロシロチョウと見間違えることがあります。
<名前の由来> 羽に紋のある白いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、春型は小型で黒っぽい感じがします。 |
モンシロチョウの春型♂(シロチョウ科) 2020年4月19日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年4月19日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> |
ウラギンシジミ (シジミチョウ科) 2019年10月6日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年10月6日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏から秋まで、常緑林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側は紫藍色部分を囲むように外縁黒帯がありますが、メスの方が広くなります。裏側は、目立たない黒褐色で、黒っぽい斑と帯が見られます。林の中をすばやく飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(アラカシ、アカガシ、イチイガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝いて見えることから名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。 |
ムラサキシジミ(シジミチョウ科) 2023年3月29日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2023年3月29日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 年4〜5回の発生で、成虫は春から秋まで、平地から丘陵地の照葉樹林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側はオスは、暗紫いろで、メスは紫青色部分を囲むように外縁黒帯があります。裏側は、目立たない濃褐色で、黒っぽい斑と帯が明瞭に見られます。夕方になると林の中をすばやく飛翔しますが、たまに地表で吸水してくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(マテバシイ、シリブカガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝き、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 季節型は有りません。近年、東海から関東地方へ分布域を拡大しています。 |
ムラサキツバメ(シジミチョウ科) 2019年9月6日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年9月6日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上にしばらく静止していたので、望遠で捉えました。
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<特徴> 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られ、小型ですが、オレンジ色が目立つためにしばしば目を引きます。特に、春型が鮮やかで、近づいて観察するととても愛らしいのです。地面近くを忙しそうに飛び、各種の花にとまって蜜を吸ったりしていますが、あまり動かない時もあって、よくカメラに収まってくれます。幼虫は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、春型の方が色が鮮やかです。 |
ベニシジミの夏型♂(シジミチョウ科) 2020年6月20日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年6月20日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、ハルジョオンの花で吸蜜していたところを接写しました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年8月25日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年8月25日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
ヤマトシジミ♂(シジミチョウ科) 2020年6月20日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年6月20日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、雑木林や人家の周辺を忙しげに飛んでいる、白っぽいシジミチョウです。翅の裏側は、灰色地に小さい黒斑が並んでいます。表側は青色ですが、メスでは薄く縁の黒っぽい部分が広くなります。幼虫は、マメ科、ミズキ科、バラ科など、各種の植物の花やつぼみを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が瑠璃(ルリ)色をしているので名付けられました。 <備考> 季節差はほとんどありません。 |
ルリシジミ (シジミチョウ科) 2019年8月25日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年8月25日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたものの、表側は撮れませんでした。
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<特徴> 春から秋まで、草地や河原で普通に見られる小型のシジミチョウです。後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、表側はオスは、青紫色ですが、メスは黒っぽくなります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、マメ科植物(シロツメクサ、ゲンゲ、ナンテンハギ、ヤマハギ、コマツナギなど)を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ツバメシジミの夏型(シジミチョウ科) 2020年6月20日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年6月20日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、シロツメクサの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、平地、人家周辺、河川敷や堤防周辺などで見られる小型のシジミチョウの外来種(原産地は中国・台湾)です。表側は黒色で、後翅の後縁に淡白色の小斑が並ぶ、裏側には、白色に大きめの黒色斑が散布されていて、後翅の尾状突起の基部あたりに橙色斑があります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、ベンケイソウ科のツルマンネングサ、メキシコマンネングサなどを食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることからツバメ、表側が黒いのでクロ、台湾から来たので霧社(ムシャ)が付いています。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2021年9月21日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2021年9月21日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、少し羽を休めたところを接写したものの、かなり色あせていました。
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<特徴> 初夏に発生し、沖縄・九州・四国・本州南岸の農地、公園、人家などで見られるシジミチョウの一種です。翅の裏側は,淡褐色で外半分に白条を伴う褐色斑列、肛角部付近に黒斑を囲む赤斑があり、細長い尾状がある。表側は、オスが青紫色で黒色の縁があり、メスは、中央部に青色斑があり、後翅外縁に黒点列が目立ちます。幼虫は、ソテツを食べます。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、黒斑(クロマダラ)があり、幼虫が蘇鉄(ソテツ)を食草とすることから名付けられました。 <備考> ソテツの食害が問題となっています。 |
クロマダラソテツシジミ♂ (シジミチョウ科) 2021年9月21日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2021年9月21日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、ソテツの葉上に止まったところを接写しました。
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<特徴> 多化性で、春から晩秋に、本州(近畿以西)から沖縄の河原、畑地、草原、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に斑模様がありますが、前翅には赤色部分が表れます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、メスの前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> メスの前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> 季節型はありませんが、オスとメスでかなり模様が異なります。 |
ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2020年5月17日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年5月17日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から晩秋にかけて、日本各地の平地から山地の草地、畑地、市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていますが、時々、花や地上に静止することがあるので、結構シャッターも切らせてくれます。幼虫は、キク科植物(
ヨモギ、ハハコグサ、ゴボウなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽく、アカタテハに比べて、やや小さく愛らしいので姫(ヒメ)が付きました。 <備考> 暖地では、成虫で越冬するので早春に見られることもあります。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。 |
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科) 2019年8月25日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年8月25日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上で翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、人家や樹林周辺などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白線と大小の蛇の目模様が並んでいます。表側は茶色の地色に大小の蛇の目模様が前翅左右にそれぞれ1個ずつ目立ちますが、後翅左右の蛇の目模様は小さくてはっきりしない場合があります。林の近くを軽々とリズミカルに飛んでいますが、たまに葉や地表にとまるのでシャッターを切れるときがあります。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、メダケなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)が付きました。 <備考> 夏型は前翅の蛇の目模様が大きいです。 |
ヒメジャノメ♀(タテハチョウ科) 2023年7月30日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2023年7月30日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上で小休止したところを望遠で捉えました。
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<特徴>
春から秋まで、本州(関東以南)から九州の平地〜丘陵地の樹林や農地周辺の薄暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は波状(夏型)、枯葉状(秋型)で、オスは黒褐色、メスは赤褐色です。表側は濃褐色で、前翅の先端付近に橙縁で中が白い大きめの黒斑があります。夕方主に活動し、低い位置をゆるやかに不規則に飛翔して、時々地表に止まりますし、腐果や樹液に集まるので、シャッターチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(ススキ、ジュズダマ、ヨシ、ダンチク、アブラススキ、オギ、マコモなど)を食べます。 <名前の由来> 黒(クロ)っぽくて、木の間(コノマ)でよく見られる蝶(チョウ)ということから名前の由来となりました。 <備考> 夏型と秋型があり、秋型はより大型で前・後翅の凹凸が強く、裏面が枯葉状となり、成虫で越冬します。 |
クロコノマチョウの秋型♀(タテハチョウ科) 2023年10月30日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2023年10月30日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、広葉樹林の周辺などで見られますが、成虫で越冬するので、暖かい冬の日に出てくる場合があります。系統的に古い蝶といわれており、日本で生息しているのは、1属1種のみです。翅の裏側は枯葉模様で、木の枝にとまっているとわからなくなります。表側は、茶褐色の地色に大きなオレンジ斑が見られます。また、頭部に鼻のように見える下唇ひげ(パルピ)があるのが特徴となっています。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキ)を食べます。
<名前の由来> 頭部が天狗の鼻のように見えることからテングチョウと名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。本土亜種と南西諸島亜種があります。 |
テングチョウ♂(タテハチョウ科)本土亜種 2020年4月19日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年4月19日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、地表に止まっているところでシャッターを切りました。
テングチョウ♀(タテハチョウ科)本土亜種 2020年11月3日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年11月3日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、フェンスや葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、関東以西の河川堤防、公園、草地などで普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色の地色に白色の小斑点が見られますが、はっきりしない場合があります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(チガヤ、ススキなど)、カヤツリグサ科植物を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 南西諸島では、1年中見られます。季節型はありません。 |
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年10月6日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2019年10月6日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2020年9月14日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年9月14日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上でしばらく止まっていたので、接写できました。
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<特徴> 初夏から秋まで、市街地や草原、山地などいたる所で普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、特に後翅の白銀模様が一列になった、一文字模様を見せるのが特徴です。表側は裏側より濃い茶色の地色に白銀模様が見られます。一見ガの仲間と見間違えやすく、集団で移動することが知られています。幼虫は、イネ科、カヤツリグサ科の各種を食べますが、特にイネに有害で、駆除の対象とされています。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後羽の白色の斑紋が一列(一文字)に並んでいるところから名付けられました。 <備考> 幼虫は、別名:イネツトムシとも呼ばれています。 |
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2020年9月14日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2020年9月14日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
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<特徴> 初夏から初秋まで、河川や雑木林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色と山吹色のまだら模様が目立ちます。表側は、褐色の地色に山吹色の帯が見られます。ジェット戦闘機のように敏速に飛ぶので、なかなかカメラに収まってはくれません。幼虫は、イネ科植物(ススキ、ジュズダマ、アズマネザサ、ミヤコザサなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、黄色地に黒っぽい斑模様が見られるところから名付けられました。 <備考> 春型は、夏型に比べて大きくなります。 |
キマダラセセリ(セセリチョウ科) 2021年6月22日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影 |
2021年6月22日午前、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを接写しました。
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