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<蝶の写真集> セセリチョウ科

ダイミョウセセリ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

ダイミョウセセリ(大名せせり)
学 名 Daimio tethys
科 名 セセリチョウ科
亜科名 チャマダラセセリ亜科
族 名 シロシタセセリ族
属 名 ダイミョウセセリ属
時 期 年2〜3回、5月〜9月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)15-21mm
(開張)32-36mm  
生育地 山地から平地にある雑木林の林縁

<特徴>
 年2〜3回の発生で、成虫は春から初秋まで、北海道〜九州の山地から平地にある雑木林の林縁で見られるセセリチョウの仲間ですが、関東地方では年3回の発生となります。翅の表側は黒っぽく、前翅に大きな白斑が目立ち、後翅に白帯がはっきり現れるのが「関西型」、不明瞭なのが「関東型」とされています。翅の裏側もほぼ同様ですが、だいたい羽を開いてとまるので、裏側を撮影するのはなかなか難しいのです。また、結構敏捷に飛んでいます。幼虫は、ヤマイモ科植物(ヤマノイモ、トコロ、ツクネイモニガガショウ、ヒメドコロなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、江戸時代の大名(ダイミョウ)家の羽織袴の紋所を連想させることから名付けられたとか...。

<備考>
 季節型はありません。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井市内での希少度 ★☆☆☆☆
 市内では東部地区中心に、春から秋まで普通に見られるセセリチョウの仲間です。平地から山地の雑木林などに主に生息していますが、市街地でも樹木の多い公園や民家の庭先で見られる場合があります。幼虫の食餌植物であるヤマイモ科植物(ヤマノイモ、トコロ、ツクネイモニガガショウ、ヒメドコロなど)周辺を飛翔したり、成虫が各種の花で吸蜜しているのを観察できます。

☆生態写真

ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2019年5月3日午後、内津峠付近で撮影

 2019年5月3日午後、内津峠付近で撮影しましたが、後翅の白帯がやや明瞭な中間型です。

ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2019年9月14日昼、玉野町で撮影

 2019年9月14日昼、玉野町で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので接写できました。

ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2020年5月3日午前、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影

 2020年5月3日午前、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写したものの、後翅に白帯がない関東型でした。

ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2020年5月20日午前、玉野町で撮影

 2020年5月20日午前、玉野町で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを接写しました。

ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2020年5月27日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影

 2020年5月27日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。

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