<春日井市の蝶>
八田川南部・二子山公園の蝶
2019年以降、八田川南部と二子山公園(愛知県春日井市)で撮った写真です。(現在24種)
|
八田川(はったがわ)は、愛知県小牧市東部にあるため池「太良下池(だいらしもいけ)」に源を発して南西に流れ、春日井市中部から西部を通って、名古屋市北区・守山区の境界で庄内川に合流する一級河川です。春日井市東部で生地川、春日井市中部で新木津用水をそれぞれ合流し、春日井市西部で地蔵川と交差してきました。春日井市内では、川沿いに遊歩道(ふれあい緑道)や公園(大池緑地・朝宮公園等)などが、整備されています。二子山公園は、春日井市の西部に位置し、八田川の200mほど西にあります。国指定の史跡である味美二子山古墳、県指定史跡である白山神社古墳、 御旅所古墳の3つの古墳に囲まれた歴史公園で、2007年(平成19)には「日本の歴史公園100選」にも選ばれました。中央部は芝生で、周囲には桜の木が多数植えられていて、春には花見客でにぎわいます。朝宮公園から八田川沿いのふれあい緑道を通り、二子山公園に至る片道4.3kmは春日井市の自然探勝のためのモデルコースの一つとなってきました。
八田川南部・二子山公園の地図 |
|
<特徴> お馴染みのチョウの一つで、都市部から山岳地帯まで、いろいろな所で観察することが出来ます。しかし、よく見ると結構きれいなのです。春にはツツジ類、夏以降にはヤブガラシ、アザミ類、ヒガンバナなどで吸蜜しているのを見かけます。幼虫は、ミカン類の葉を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるので、そこから名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。他のアゲハチョウと区別するために、ナミアゲハと呼ばれることもあります。 |
アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2019年8月19日午前、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2019年8月19日午前、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、しばらくヒャクニチソウの花で吸蜜していたのを望遠で捉えました。
アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2019年9月29日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2019年9月29日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、ヒガンバナで吸蜜していたところを接写しました。
アゲハチョウ春型♂(アゲハチョウ科) 2021年5月3日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2021年5月3日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
アゲハチョウ春型♀(アゲハチョウ科) 2022年5月30日午前、八田川沿い(味美町)で撮影 |
2022年5月30日午前、八田川沿い(味美町)で撮影しましたが、樹間を飛んでいたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 初春から晩秋まで、海岸から高山帯の河川敷、畑地、草地などで普通に見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黄色地に、黒い帯と線できれいな模様があり、後翅には、青または赤の紋も見られます。飛翔力が強く、元気に飛びまわるので、追いかけて撮影するのはたいへんです。幼虫は、セリ科植物(ニンジン、セリ、シシウドなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がかなり大きいのです。 |
キアゲハの夏型♂(アゲハチョウ科) 2019年8月19日午前、八田川沿い(御幸町)で撮影 |
2019年8月19日午前、八田川沿い(御幸町)で撮影しましたが、葉上に止まったところを望遠で捉えました。
キアゲハの夏型♀(アゲハチョウ科) 2022年9月3日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影 |
2022年9月3日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 春から秋まで、公園、山地の照葉樹林、海岸付近などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒褐色地に青緑色の帯が目立ちます。飛翔力が強く、元気に空高く飛んでいくのを見かけます。幼虫は、クスノキ科植物(クスノキ、ヤブニッケイ、タブノキなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、羽に青緑色の筋(アオスジ)が目立つので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。 |
アオスジアゲハの春型(アゲハチョウ科) 2019年4月25日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2019年4月25日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、シロツメクサの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
アオスジアゲハの夏型(アゲハチョウ科) 2020年8月11日午前、八田川沿い(花長町)で撮影 |
2020年8月11日午前、八田川沿い(花長町)で撮影しましたが、ランタナの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
アオスジアゲハの夏型(アゲハチョウ科) 2021年8月25日午後、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2021年8月25日午後、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、百日草の花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで普通に見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に小さな点のような模様が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(メドハギ、ネムノキなど)を食べます。
<名前の由来> 黄色いチョウという意味で命名されましたが、その後沖縄県産のキチョウと区別するために、その北(キタ)に生息しているのでこの名前になりました。 <備考> 夏型と秋型があります。 |
キタキチョウの秋型(シロチョウ科) 2019年10月22日午後、八田川沿い(追進町)で撮影 |
2019年10月22日午後、八田川沿い(追進町)で撮影しましたが、センダングサの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
キタキチョウの秋型(シロチョウ科) 2022年3月12日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2022年3月12日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 早春から晩秋まで、畑地、草原、河原、公園などで、一般的に見られる黄色っぽいチョウですが、メスには白っぽいのがいて、一見モンシロチョウと見間違えることもあります。各種の花で蜜を吸っていますが、動きが活発で、なかなか撮れない時があります。幼虫はアカツメクサ、シロツメクサ、クサフジなどを食べます。
<名前の由来> 羽に紋のある黄色いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がやや大きいのです。 |
モンキチョウの春型(シロチョウ科) 2019年5月21日午後、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2019年5月21日午後、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
モンキチョウの春型(シロチョウ科) 2021年3月12日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2021年3月12日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、タンポポやスンセンの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
モンキチョウの春型♂(シロチョウ科) 2022年6月1日午後、八田川沿い(味美町)で撮影 |
2022年6月1日午後、八田川沿い(味美町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、北海道〜九州の平地から山地の河川沿い、林縁等の開けたところで見られます。翅の裏側は、木の葉っぱのような迷彩色をしていて、目立たなくなっています。翅の表側は、白色で前翅に黒点があり、オスでは端が黄色になっていて、メスとの識別が容易です。飛び方は、他のシロチョウと比べて直線的で、翅を半開きにして花にとまります。幼虫は、アブラナ科植物(ハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ、ナズナ、ダイコンなど)の花や果実を食べます。
<名前の由来> 白色で前翅の端を意味する褄(ツマ)が黄(キ)色になっているチョウということで名付けられています。 <備考> 季節型はありません。 |
ツマキチョウ♀(シロチョウ科) 2019年4月25日午後、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2019年4月25日午後、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、菜の花で吸蜜していたのを接写しました。
|
<特徴> 春から秋まで、日本中で普通に見られるチョウで、最もなじみの深いものの一つです。野原や畑などを白っぽいチョウがフワフワと飛んでいて、いろいろな花にとまって蜜を吸ったりしています。幼虫は、キャベツや大根の葉を食するので、害虫にされています。モンキチョウのメスやスジグロシロチョウと見間違えることがあります。
<名前の由来> 羽に紋のある白いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、春型は小型で黒っぽい感じがします。 |
モンシロチョウ(シロチョウ科) 2019年5月21日午後、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2019年5月21日午後、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。
モンシロチョウ(シロチョウ科) 2021年9月20日午前、八田川沿い(味美町)で撮影 |
2021年9月20日午前、八田川沿い(味美町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
モンシロチョウ夏型♂(シロチョウ科) 2021年11月7日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影 |
2021年11月7日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影しましたが、ランタナの花で吸蜜していたところを接写しました。
モンシロチョウ春型♂(シロチョウ科) 2022年3月12日午後、八田川沿い(花長町)で撮影 |
2022年3月12日午後、八田川沿い(花長町)で撮影しましたが、枯草の上に止まっていたのを望遠で捉えました。
|
<特徴> <名前の由来> <備考> |
ウラギンシジミ (シジミチョウ科) 2019年9月29日午後、八田川沿い(追進町)で撮影 |
2019年9月29日午後、八田川沿い(追進町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2020年9月16日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2020年9月16日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上で翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 初夏から秋まで、常緑林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側は紫藍色部分を囲むように外縁黒帯がありますが、メスの方が広くなります。裏側は、目立たない黒褐色で、黒っぽい斑と帯が見られます。林の中をすばやく飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(アラカシ、アカガシ、イチイガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝いて見えることから名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。 |
ムラサキシジミ(シジミチョウ科) 2022年3月12日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2022年3月12日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、接写できました。
|
<特徴> 年4〜5回の発生で、成虫は春から秋まで、平地から丘陵地の照葉樹林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側はオスは、暗紫いろで、メスは紫青色部分を囲むように外縁黒帯があります。裏側は、目立たない濃褐色で、黒っぽい斑と帯が明瞭に見られます。夕方になると林の中をすばやく飛翔しますが、たまに地表で吸水してくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(マテバシイ、シリブカガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝き、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 季節型は有りません。近年、東海から関東地方へ分布域を拡大しています。 |
ムラサキツバメ(シジミチョウ科) 2023年11月16日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2023年11月16日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上にしばらく静止していたのを望遠で捉えました。
|
<特徴> 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られ、小型ですが、オレンジ色が目立つためにしばしば目を引きます。特に、春型が鮮やかで、近づいて観察するととても愛らしいのです。地面近くを忙しそうに飛び、各種の花にとまって蜜を吸ったりしていますが、あまり動かない時もあって、よくカメラに収まってくれます。幼虫は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、春型の方が色が鮮やかです。 |
ベニシジミの春型(シジミチョウ科) 2020年3月26日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2020年3月26日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、地表に止まっていたのを接写しました。
ベニシジミの夏型(シジミチョウ科) 2022年6月1日午後、八田川沿い(味美町)で撮影 |
2022年6月1日午後、八田川沿い(味美町)しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> <名前の由来> <備考> |
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年8月19日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2019年8月19日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
ウラナミシジミ♂と♀ (シジミチョウ科) 2021年9月20日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2021年9月20日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上で交尾しているところを接写しました。
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2022年10月1日午後、八田川沿い(追進町)で撮影 |
2022年10月1日午後、八田川沿い(追進町)で撮影しましたが、タネツケバナで吸蜜しているところを望遠で捉えました。
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2022年10月1日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影 |
2022年10月1日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
|
<特徴> <名前の由来> <備考> |
ヤマトシジミ♂ (シジミチョウ科) 2020年9月16日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2020年9月16日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
ヤマトシジミ♂ (シジミチョウ科) 2021年5月3日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2021年5月3日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、枯れ葉の上に止まっているところを接写しました。
|
<特徴> 春から秋まで、草地や河原で普通に見られる小型のシジミチョウです。後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、表側はオスは、青紫色ですが、メスは黒っぽくなります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、マメ科植物(シロツメクサ、ゲンゲ、ナンテンハギ、ヤマハギ、コマツナギなど)を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ツバメシジミの春型♀(シジミチョウ科) 2019年4月25日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2019年4月25日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
ツバメシジミの春型♂(シジミチョウ科) 2022年4月10日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2022年4月10日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
ツバメシジミの春型♂♀(シジミチョウ科) 2022年4月10日午後、八田川沿い(味美町)で撮影 |
2022年4月10日午後、八田川沿い(味美町)で撮影しましたが、葉上に止まって交尾していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 春から秋まで、平地、人家周辺、河川敷や堤防周辺などで見られる小型のシジミチョウの外来種(原産地は中国・台湾)です。表側は黒色で、後翅の後縁に淡白色の小斑が並ぶ、裏側には、白色に大きめの黒色斑が散布されていて、後翅の尾状突起の基部あたりに橙色斑があります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、ベンケイソウ科のツルマンネングサ、メキシコマンネングサなどを食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることからツバメ、表側が黒いのでクロ、台湾から来たので霧社(ムシャ)が付いています。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2019年8月19日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2019年8月19日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しました。八田川の土手近くを飛んでいましたが、羽を休めたところを接写しました。
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2019年10月22日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2019年10月22日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2020年3月26日午後、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2020年3月26日午後、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2020年9月16日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2020年9月16日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、花や地表に止まっていたところを接写しました。
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2021年11月7日午後、八田川沿い(追進町)で撮影 |
2021年11月7日午後、八田川沿い(追進町)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを望遠で捉えたものの、少し色あせていました。
ムシャクロツバメシジミ♂と♀ (シジミチョウ科) 2022年9月3日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2022年9月3日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、地表に止まって交尾していたところを望遠で捉えました。
ムシャクロツバメシジミ♂と♀ (シジミチョウ科) 2022年10月10日午後、八田川沿い(花長町)で撮影 |
2022年10月10日午後、八田川沿い(花長町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 初夏に発生し、沖縄・九州・四国・本州南岸の農地、公園、人家などで見られるシジミチョウの一種です。翅の裏側は,淡褐色で外半分に白条を伴う褐色斑列、肛角部付近に黒斑を囲む赤斑があり、細長い尾状がある。表側は、オスが青紫色で黒色の縁があり、メスは、中央部に青色斑があり、後翅外縁に黒点列が目立ちます。幼虫は、ソテツを食べます。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、黒斑(クロマダラ)があり、幼虫が蘇鉄(ソテツ)を食草とすることから名付けられました。 <備考> ソテツの食害が問題となっています。 |
クロマダラソテツシジミ (シジミチョウ科) 2021年8月25日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2021年8月25日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、花で吸蜜していました。
クロマダラソテツシジミ♂ (シジミチョウ科) 2021年9月20日午前、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2021年9月20日午前、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、ソテツに止まっていたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 年1回の発生で、6月〜7月頃あらわれますが、低山地では真夏には一時夏眠し、9月頃再び活動するタテハチョウの一種です。翅の裏側は、薄緑色の地に銀白色の帯が3本見られます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られます。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> 翅の裏側が緑(ミドリ)色ぽくなっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> オスには前翅の表側に性標が3本みられます。 |
ミドリヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2021年9月21日午前、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2021年9月21日午前、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
ミドリヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2021年9月20日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影で撮影 |
2021年9月20日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。
|
<特徴> 多化性で、春から晩秋に、本州(近畿以西)から沖縄の河原、畑地、草原、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に斑模様がありますが、前翅には赤色部分が表れます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、メスの前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> メスの前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> 季節型はありませんが、オスとメスでかなり模様が異なります。 |
ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2019年5月21日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2019年5月21日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、シロツメクサの花で吸蜜しているところを接写しました。
ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2019年10月22日午後、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2019年10月22日午後、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜していたところを接写しました。
ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2021年11月7日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2021年11月7日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、ランタナの花で吸蜜していたところを接写しました。
ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2021年11月7日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影 |
2021年11月7日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影しましたが、ランタナの花で吸蜜していたところを接写しました。
|
<特徴> 春から秋にかけて、草地、河川堤防などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしています。表側は、黄色地に黒い紋がありますが、夏型は地色が黄色っぽく、秋型は地色がオレンジっぽくなります。活発に飛び回っていますが、たまに、地上に静止することがあるので、カメラにも収まってくれます。幼虫は、クワ科のカナムグラを食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 夏型と秋型があり、秋型は成虫で越冬し、春になると飛び出します。 |
キタテハの秋型(タテハチョウ科) 2021年11月7日午後、八田川沿い(花長町)で撮影 |
2021年11月7日午後、八田川沿い(花長町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
キタテハの秋型(タテハチョウ科) 2022年3月12日午後、八田川沿い(追進町)で撮影 |
2022年3月12日午後、八田川沿い(追進町)で撮影しましたが、コンクリート上に止まっていたところを望遠で捉えました。
キタテハの秋型(タテハチョウ科) 2022年4月10日午後、八田川沿い(花長町)で撮影 |
2022年4月10日午後、八田川沿い(花長町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 春から晩秋にかけて、日本各地の山地から平地の田畑や市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、赤褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていて、なかなかシャッターを切らせてくれません。幼虫は、イラクサ科植物(カラムシ、ヤブマオなど)、ニレ科植物(ケヤキ、ハルニレなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽいので、この名前が付きました。 <備考> 季節型はなく、成虫で越冬します。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。 |
アカタテハ(タテハチョウ科) 2022年4月10日午後、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2022年4月10日午後、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、葉上で翅を開閉させていたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 春から晩秋にかけて、日本各地の平地から山地の草地、畑地、市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていますが、時々、花や地上に静止することがあるので、結構シャッターも切らせてくれます。幼虫は、キク科植物(
ヨモギ、ハハコグサ、ゴボウなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽく、アカタテハに比べて、やや小さく愛らしいので姫(ヒメ)が付きました。 <備考> 暖地では、成虫で越冬するので早春に見られることもあります。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。 |
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科) 2019年7月6日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2019年7月6日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、地表で翅を開閉していたところを接写しました。
|
<特徴> 春から秋まで、関東以西の河川堤防、公園、草地などで普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色の地色に白色の小斑点が見られますが、はっきりしない場合があります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(チガヤ、ススキなど)、カヤツリグサ科植物を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 南西諸島では、1年中見られます。季節型はありません。 |
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年9月29日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2019年9月29日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年10月22日午後、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2019年10月22日午後、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜していたのを接写しました。
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2022年9月3日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2022年9月3日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2022年10月1日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影 |
2022年10月1日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 初夏から秋まで、市街地や草原、山地などいたる所で普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、特に後翅の白銀模様が一列になった、一文字模様を見せるのが特徴です。表側は裏側より濃い茶色の地色に白銀模様が見られます。一見ガの仲間と見間違えやすく、集団で移動することが知られています。幼虫は、イネ科、カヤツリグサ科の各種を食べますが、特にイネに有害で、駆除の対象とされています。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後羽の白色の斑紋が一列(一文字)に並んでいるところから名付けられました。 <備考> 幼虫は、別名:イネツトムシとも呼ばれています。 |
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2020年9月16日午前、八田川沿い(知多町)で撮影 |
2020年9月16日午前、八田川沿い(知多町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2020年9月16日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2020年9月16日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2022年10月1日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影 |
2022年10月1日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 初夏から初秋まで、河川や雑木林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色と山吹色のまだら模様が目立ちます。表側は、褐色の地色に山吹色の帯が見られます。ジェット戦闘機のように敏速に飛ぶので、なかなかカメラに収まってはくれません。幼虫は、イネ科植物(ススキ、ジュズダマ、アズマネザサ、ミヤコザサなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、黄色地に黒っぽい斑模様が見られるところから名付けられました。 <備考> 春型は、夏型に比べて大きくなります。 |
キマダラセセリ(セセリチョウ科)2019年7月6日午後、二子山公園(二子町)で撮影 |
2019年7月6日午後、二子山公園(二子町)で撮影しましたが、かなり色あせた個体でした。
キマダラセセリ(セセリチョウ科)2020年10月15日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影 |
2020年10月15日午後、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上に止まったところを望遠でとらえました。
……蝶の掲示板を設けています。ぜひご利用下さい…… | |||
|
蝶についてのご質問、疑問、情報などありましたら書き込んで下さい。私が、お答えいたします。 |
このページの先頭へ | |
トップページ INDEXへ | |
姉妹編「蝶の写真館」へ |
*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね! gauss@js3.so-net.ne.jp