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<蝶の写真集> セセリチョウ科

ホソバセセリ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

ホソバセセリ(細翅せせり)
学 名 Isoteinon lamprospilus
科 名 セセリチョウ科
亜科名 セセリチョウ亜科
属 名 ホソバセセリ属
時 期 普通年1回、6月〜8月
分 布 本州(東北地方南部以南)〜九州
大きさ (前翅長)16-21mm
(開張)33-40mm  
生育地 平地から低山地の雑木林周辺

<特徴>
 普通年1回のの発生で、夏に成虫が出現し、本州(東北地方南部以南)から九州の平地から低山地の雑木林周辺で見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は、黄褐色の地色に銀白紋が見られまますが、表側は、黒褐色の地色に前翅にだけやや大きめの白斑が目立ちます。セセリチョウの中では比較的ゆるやかに飛ぶので、撮影のチャンスがあります。幼虫は、イネ科植物(ススキ、オオアブラススキ、カリヤス、カリヤスモドキなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では翅が細く見えることから名付けられました。

<備考>
 メスは前翅が丸みをおびます。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 準絶滅危惧(NT)

●春日井市内での希少度 ★★★☆☆
 海抜200mから1,000m位までの落葉広葉樹林内にポッカリと空いた乾燥したススキ草地。コナラ、ミズナラといった落葉樹林を坪刈りした跡地などに発生します。市内では、東部地区中心に生息していますが、特殊な生態を持っているため、里山林などが手入れされずに放棄されると生息が難しくなります。幼虫の食餌植物である、イネ科植物(ススキ、オオアブラススキ、カリヤス、カリヤスモドキなど)周辺やオカトラノオ、ヒメジョオン、ノアザミなどの花で観察できます。

☆生態写真

ホソバセセリ♂(セセリチョウ科) 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影

 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを接写しました。

ホソバセセリ♀(セセリチョウ科) 2019年7月28日午後、東部丘陵で撮影

 2019年7月28日午後、東部丘陵で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを接写しました。

ホソバセセリ♂(セセリチョウ科) 2020年7月19日午後、東部丘陵で撮影

 2019年7月28日午後、東部丘陵で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを望遠で捉えました。

ホソバセセリ♀(セセリチョウ科) 2023年6月26日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影

 2023年6月26日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを望遠で捉えました。

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