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<蝶の写真集> シジミチョウ科

コツバメ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

コツバメ (小燕)
学 名 Callophrys ferrea
科 名 シジミチョウ科
亜科名 ミドリシジミ亜科
族 名 カラスシジミ族
属 名 コツバメ属
時 期 年1回、3月〜4月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)11-16mm
(開張)20-25mm
生育地 雑木林周辺など

<特徴>
 年1回の発生で、早春にだけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、雑木林の周辺で見られる小型のシジミチョウの一種です。翅の裏側は茶褐色で、胴体が毛深いのがわかります。表側は、青色ですが、オスは黒みがかり、メスは鮮やかさがあります。また、尾状突起がないのも特徴です。飛ぶときは敏捷で、オスは占有行動をとります。幼虫はツツジ科(アセビ、ヤマツツジなど)やバラ科(ボケ、ユキヤナギなど)、スイカズラ科(ガマズミ)などの各種植物の花穂を食します。

<名前の由来>
 黒っぽくて敏捷に飛ぶので、まるで小さなツバメのようだと命名されました。

<備考>
 開発などにより、特に低地では減少しています。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井市内での希少度 ★★★☆☆
 北海道、本州、四国、九州に分布し、国外では朝鮮半島から極東ロシアに分布しています。市内でも低地から低山帯にかけて生息してきましたが、雑木林の荒廃と宅地化によって、減少してきています。

☆生態写真

コツバメ(シジミチョウ科) 2019年4月5日午後、大谷山頂付近で撮影

 2019年4月5日午後、大谷山頂(標高425m)付近で撮影しましたが、葉や地表に止まったりしていました。

コツバメ(シジミチョウ科) 2021年4月7日午後、築水池付近(廻間町)で撮影

 2021年4月7日午後、築水池付近(廻間町)で撮影しましたが、ツツジの花に止まっていたのを望遠で捉えました。

コツバメ(シジミチョウ科) 2022年4月9日昼、玉野町で撮影

 2022年4月9日昼、玉野町で撮影しましたが、地表に止まっていたのを望遠で捉えました。


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