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<蝶の写真集> タテハチョウ科

エルタテハ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

エルタテハ(L立翅)
学 名 Nymphalis vaualbum 
科 名 タテハチョウ科
亜科名 タテハチョウ亜科
族 名 タテハチョウ族
属 名 タテハチョウ属
時 期 年1回、7月〜9月
分 布 北海道、本州(中部以北)
大きさ (前翅長)30-36mm
(開張)60-70mm
生育地 本州では山地など
北海道では山地、平地

<特徴>
 年1回の発生で、夏に成虫が出現し、本州では中部地方以北の山地の樹林周辺や沢沿いなどで、北海道では平地でも見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、白くLの字が見えるのが特徴です。表側は、褐色の地に黒斑と白斑が目立ちます。元気に飛びまわっていますが、たまに、地上に静止することがあり、その時には羽を開閉させています。幼虫は、ニレ科植物(ハルニレなど)、カバノキ科植物(ダケカンバ、シラカンバなど)を食べます。

<名前の由来>
 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、羽の裏側にL(エル)の字の文様が、見られるので名付けられました。

<備考>
 オスとメスがよく似ています。成虫で越冬しますので、春先に見られる場合もあります。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2008) 

●県内での希少度 ★★★☆☆
 埼玉県下では、奥秩父の山地で、夏から秋まで見られるタテハチョウの仲間ですが、ごく希に低山地で見られる場合もあります。山地の落葉広葉樹林周辺や沢沿いなどに生息し、幼虫の食餌植物であるニレ科植物(ハルニレなど)、カバノキ科植物(ダケカンバ、シラカンバなど)周辺や成虫の蜜源となるアザミ類、ノリウツギなどの各種花、地表での吸水、樹液、腐った果実で観察できます。

☆生態写真

エルタテハ♂(タテハチョウ科) 2006年8月5日午前、三国峠付近(秩父市)で撮影

 2006年8月5日午前、標高1,740mにある三国峠付近(秩父市)で撮影しましたが、林道上に飛んできました。

エルタテハ♂(たてはちょう科) 2013年7月20日午前、三国峠付近(秩父市)で撮影

 2013年7月20日午前、標高1,740mにある三国峠付近(秩父市)で撮影しましたが、岩の上にとまっていました。

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