<春日井市の蝶>
落合公園の蝶
2019年以降、落合公園(愛知県春日井市東野町)で撮った写真です。(現在24種)
|
落合公園は、春日井市の中北部に位置し、面積は約24.5ヘクタールの総合公園です。公園西南部には落合池があり、それを取り囲むように歩道や噴水、あずま屋などの様々な施設が配置してあり、約90種約1,000本の桜も植栽されていて、「桜の名所」としても知られてきました。周囲には多くの木々が植えられていますが、北西部の一角には果樹園や釣池も作られています。中央部には芝生広場もあって、休日にもなると多くの家族連れでにぎわってきました。尚、1989年(平成元)には、「日本の都市公園100選」にも選ばれています。
落合公園の地図 |
|
<特徴> お馴染みのチョウの一つで、都市部から山岳地帯まで、いろいろな所で観察することが出来ます。しかし、よく見ると結構きれいなのです。春にはツツジ類、夏以降にはヤブガラシ、アザミ類、ヒガンバナなどで吸蜜しているのを見かけます。幼虫は、ミカン類の葉を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるので、そこから名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。他のアゲハチョウと区別するために、ナミアゲハと呼ばれることもあります。 |
アゲハチョウ春型♂(アゲハチョウ科) 2019年5月19日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年5月19日午後、落合公園(東野町)しましたが、しばらく花で吸蜜していたのを接写しました。
アゲハチョウ春型♀(アゲハチョウ科) 2021年5月8日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年5月8日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、ナツミカンの木に産卵していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 初春から晩秋まで、海岸から高山帯の河川敷、畑地、草地などで普通に見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黄色地に、黒い帯と線できれいな模様があり、後翅には、青または赤の紋も見られます。飛翔力が強く、元気に飛びまわるので、追いかけて撮影するのはたいへんです。幼虫は、セリ科植物(ニンジン、セリ、シシウドなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がかなり大きいのです。 |
キアゲハの夏型(アゲハチョウ科) 2022年8月24日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2022年8月24日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 春から秋まで、公園、山地の照葉樹林、海岸付近などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒褐色地に青緑色の帯が目立ちます。飛翔力が強く、元気に空高く飛んでいくのを見かけます。幼虫は、クスノキ科植物(クスノキ、ヤブニッケイ、タブノキなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、羽に青緑色の筋(アオスジ)が目立つので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。 |
アオスジアゲハの幼虫(アゲハチョウ科) 2021年6月21日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年6月21日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、クスノキの幹を這いまわっていました。
アオスジアゲハの夏型(アゲハチョウ科) 2023年8月13日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2023年8月13日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、地表で翅を開閉させていました。
|
<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで普通に見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に小さな点のような模様が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(メドハギ、ネムノキなど)を食べます。
<名前の由来> 黄色いチョウという意味で命名されましたが、その後沖縄県産のキチョウと区別するために、その北(キタ)に生息しているのでこの名前になりました。 <備考> 夏型と秋型があります。 |
キタキチョウの秋型(シロチョウ科) 2020年4月16日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年4月16日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、飛翔しているところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 早春から晩秋まで、畑地、草原、河原、公園などで、一般的に見られる黄色っぽいチョウですが、メスには白っぽいのがいて、一見モンシロチョウと見間違えることもあります。各種の花で蜜を吸っていますが、動きが活発で、なかなか撮れない時があります。幼虫はアカツメクサ、シロツメクサ、クサフジなどを食べます。
<名前の由来> 羽に紋のある黄色いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がやや大きいのです。 |
モンキチョウの夏型♂(シロチョウ科) 2019年6月12日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年6月12日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していたところを接写しました。
|
<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、北海道〜九州の平地から山地の河川沿い、林縁等の開けたところで見られます。翅の裏側は、木の葉っぱのような迷彩色をしていて、目立たなくなっています。翅の表側は、白色で前翅に黒点があり、オスでは端が黄色になっていて、メスとの識別が容易です。飛び方は、他のシロチョウと比べて直線的で、翅を半開きにして花にとまります。幼虫は、アブラナ科植物(ハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ、ナズナ、ダイコンなど)の花や果実を食べます。
<名前の由来> 白色で前翅の端を意味する褄(ツマ)が黄(キ)色になっているチョウということで名付けられています。 <備考> 季節型はありません。 |
ツマキチョウ♂(シロチョウ科) 2021年4月2日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年4月2日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、タンポポの花で吸蜜していたところを接写しました。
|
<特徴> 春から秋まで、日本中で普通に見られるチョウで、最もなじみの深いものの一つです。野原や畑などを白っぽいチョウがフワフワと飛んでいて、いろいろな花にとまって蜜を吸ったりしています。幼虫は、キャベツや大根の葉を食するので、害虫にされています。モンキチョウのメスやスジグロシロチョウと見間違えることがあります。
<名前の由来> 羽に紋のある白いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、春型は小型で黒っぽい感じがします。 |
モンシロチョウの春型(シロチョウ科) 2019年5月2日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年5月2日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
モンシロチョウの春型♀(シロチョウ科) 2021年5月8日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年5月8日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写しました。
|
<特徴> <名前の由来> <備考> |
ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2020年9月14日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年9月14日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
ウラギンシジミ♀(シジミチョウ科) 2020年10月14日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年10月14日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られ、小型ですが、オレンジ色が目立つためにしばしば目を引きます。特に、春型が鮮やかで、近づいて観察するととても愛らしいのです。地面近くを忙しそうに飛び、各種の花にとまって蜜を吸ったりしていますが、あまり動かない時もあって、よくカメラに収まってくれます。幼虫は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、春型の方が色が鮮やかです。 |
ベニシジミの夏型(シジミチョウ科) 2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、セイタカワアダチソウの花で吸蜜していたところを接写しました。
ベニシジミの春型(シジミチョウ科) 2021年4月2日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年4月2日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、タンポポの花で吸蜜していたところを接写しました。
|
<特徴> <名前の由来> <備考> |
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜していたところを接写しました。
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2020年10月14日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年10月14日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、センダングサの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2021年8月24日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年8月24日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉の上に止まっていたところを望遠で捉えました。
ウラナミシジミ♂と♀ (シジミチョウ科) 2021年9月19日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年9月19日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上で交尾していたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> <名前の由来> <備考> |
ヤマトシジミ (シジミチョウ科) 2020年8月8日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年8月8日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
|
<特徴> 春から秋まで、草地や河原で普通に見られる小型のシジミチョウです。後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、表側はオスは、青紫色ですが、メスは黒っぽくなります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、マメ科植物(シロツメクサ、ゲンゲ、ナンテンハギ、ヤマハギ、コマツナギなど)を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ツバメシジミの夏型♀(シジミチョウ科) 2019年8月10日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年8月10日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、シロツメクサの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
ツバメシジミの春型♂(シジミチョウ科) 2021年4月2日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年4月2日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写しました。
|
<特徴> 春から秋まで、平地、人家周辺、河川敷や堤防周辺などで見られる小型のシジミチョウの外来種(原産地は中国・台湾)です。表側は黒色で、後翅の後縁に淡白色の小斑が並ぶ、裏側には、白色に大きめの黒色斑が散布されていて、後翅の尾状突起の基部あたりに橙色斑があります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、ベンケイソウ科のツルマンネングサ、メキシコマンネングサなどを食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることからツバメ、表側が黒いのでクロ、台湾から来たので霧社(ムシャ)が付いています。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2022年9月30日昼、落合公園周辺(東野町)で撮影 |
2022年9月30日昼、落合公園周辺(東野町)で撮影しましたが、葉上で羽を休めたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 多化性で、春から晩秋に、本州(近畿以西)から沖縄の河原、畑地、草原、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に斑模様がありますが、前翅には赤色部分が表れます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、メスの前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> メスの前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> 季節型はありませんが、オスとメスでかなり模様が異なります。 |
ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、地表に止まって翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2021年5月8日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年5月8日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。
|
<特徴> 春から秋にかけて、草地、河川堤防などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしています。表側は、黄色地に黒い紋がありますが、夏型は地色が黄色っぽく、秋型は地色がオレンジっぽくなります。活発に飛び回っていますが、たまに、地上に静止することがあるので、カメラにも収まってくれます。幼虫は、クワ科のカナムグラを食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 夏型と秋型があり、秋型は成虫で越冬し、春になると飛び出します。 |
キタテハの秋型(タテハチョウ科) 2020年10月14日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年10月14日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 初夏から秋まで、市街地から山地まで見ることができるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は黒地に瑠璃(ルリ)色の帯があり、前翅には白い模様も見られます。とても敏捷に飛びまわり、樹上や路上では羽を開いて休みますが、樹液を吸う時などは、羽を閉じるので目立たなくなります。幼虫はユリ科植物(サルトリイバラ、ホトトギスなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、翅の表側に瑠璃(ルリ)色の帯があるので、名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。また、メスがオスよりやや大きいのです。本土亜種と南西諸島亜種があります。 |
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種 2021年8月24日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2021年8月24日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、木の幹に止まって翅を開閉していました。
|
<特徴> 春から晩秋にかけて、日本各地の山地から平地の田畑や市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、赤褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていて、なかなかシャッターを切らせてくれません。幼虫は、イラクサ科植物(カラムシ、ヤブマオなど)、ニレ科植物(ケヤキ、ハルニレなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽいので、この名前が付きました。 <備考> 季節型はなく、成虫で越冬します。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。 |
アカタテハ(タテハチョウ科) 2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、1頭だけ止まっていたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 春から晩秋にかけて、日本各地の平地から山地の草地、畑地、市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていますが、時々、花や地上に静止することがあるので、結構シャッターも切らせてくれます。幼虫は、キク科植物(
ヨモギ、ハハコグサ、ゴボウなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽく、アカタテハに比べて、やや小さく愛らしいので姫(ヒメ)が付きました。 <備考> 暖地では、成虫で越冬するので早春に見られることもあります。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。 |
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科) 2019年6月12日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年6月12日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 早春から秋まで、草地や林縁などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に、さざ波のような模様が出ていて、蛇の目模様が前翅に1個、後翅に5個以上見られます。表側は茶色の地色に大きな蛇の目模様が前翅左右に1個ずつ、後翅左右に2個ずつが目立ちます。草の上を低空で、リズミカルに飛んで、各種の花で吸蜜します。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)、翅の裏側がさざ波のような模様になっているので(裏波)が付きました。 <備考> 季節型は有りません。都市部では減少してきています。 |
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2019年5月2日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年5月2日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
|
<特徴> <名前の由来> <備考> |
サトキマダラヒカゲの夏型(タテハチョウ科) 2020年8月8日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年8月8日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、木の幹にしばらく止まっていたので、接写しました。
|
<特徴> 春から秋まで、人家や樹林周辺などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白線と大小の蛇の目模様が並んでいます。表側は茶色の地色に大小の蛇の目模様が前翅左右にそれぞれ1個ずつ目立ちますが、後翅左右の蛇の目模様は小さくてはっきりしない場合があります。林の近くを軽々とリズミカルに飛んでいますが、たまに葉や地表にとまるのでシャッターを切れるときがあります。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、メダケなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)が付きました。 <備考> 夏型は前翅の蛇の目模様が大きいです。 |
ヒメジャノメ♂(タテハチョウ科) 2019年6月12日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年6月12日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開閉していました。
|
<特徴> 春から秋まで、広葉樹林の周辺などで見られますが、成虫で越冬するので、暖かい冬の日に出てくる場合があります。系統的に古い蝶といわれており、日本で生息しているのは、1属1種のみです。翅の裏側は枯葉模様で、木の枝にとまっているとわからなくなります。表側は、茶褐色の地色に大きなオレンジ斑が見られます。また、頭部に鼻のように見える下唇ひげ(パルピ)があるのが特徴となっています。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキ)を食べます。
<名前の由来> 頭部が天狗の鼻のように見えることからテングチョウと名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。本土亜種と南西諸島亜種があります。 |
テングチョウ♀(タテハチョウ科)本土亜種 2020年11月5日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年11月5日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、枯草に止まっているところを接写しました。
|
<特徴> 春から秋まで、関東以西の河川堤防、公園、草地などで普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色の地色に白色の小斑点が見られますが、はっきりしない場合があります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(チガヤ、ススキなど)、カヤツリグサ科植物を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 南西諸島では、1年中見られます。季節型はありません。 |
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年5月19日午後、落合公園(東野町)で撮影 |
2019年5月19日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
|
<特徴> 初夏から秋まで、市街地や草原、山地などいたる所で普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、特に後翅の白銀模様が一列になった、一文字模様を見せるのが特徴です。表側は裏側より濃い茶色の地色に白銀模様が見られます。一見ガの仲間と見間違えやすく、集団で移動することが知られています。幼虫は、イネ科、カヤツリグサ科の各種を食べますが、特にイネに有害で、駆除の対象とされています。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後羽の白色の斑紋が一列(一文字)に並んでいるところから名付けられました。 <備考> 幼虫は、別名:イネツトムシとも呼ばれています。 |
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2020年9月14日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2020年9月14日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2022年8月24日午前、落合公園(東野町)で撮影 |
2022年8月24日午前、落合公園(東野町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
……蝶の掲示板を設けています。ぜひご利用下さい…… | |||
|
蝶についてのご質問、疑問、情報などありましたら書き込んで下さい。私が、お答えいたします。 |
このページの先頭へ | |
トップページ INDEXへ | |
姉妹編「蝶の写真館」へ |
*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね! gauss@js3.so-net.ne.jp