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春日井市内の蝶の観察と写真、資料を掲載しています。

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<蝶の写真集> セセリチョウ科

オオチャバネセセリ

データ 生息状況 生態写真 近似種比較

☆データ

オオチャバネセセリ
(大茶羽せせり)
学 名 Polytremis pellucida
科 名 セセリチョウ科
亜科名 セセリチョウ亜科
属 名 オオチャバネセセリ属
時 期 年2回、6月〜10月
分 布 本州〜九州
大きさ (前翅長)16-21mm
(開張)33-40mm  
生育地 草原、樹林など

<特徴>
 年2回の発生で、成虫は初夏から秋まで、草原や樹林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、イチモンジセセリでは、後翅の白銀模様が一列に並ぶのに対して、本種ではジグザクになります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(アズマネザサ、メダケ、ヤダケカンチク、ススキ、チガヤなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では大型で茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。

<備考>
 全国的に減少傾向にあります。 

☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井市内での希少度 ★★★☆☆
 市内では、平地から山地にかけての開けたササ原や草原、林縁の草地に生息してきました。幼虫の食餌植物は、アズマネザサ、メダケ、ヤダケなどのタケ科、チガヤ、ヨシ、ススキなどのイネ科植物で、その生えた草地、草原で成虫の蜜源となるアザミ類、オカトラノオ、ウツボグサ、ヒメジョオンなどの開花植物が豊富に生育する場所で見られます。

☆生態写真

オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影

 2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。

オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年6月26日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影

 2019年6月26日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。

オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影

 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。

オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年7月20日午後、内津町で撮影

 2019年7月20日午後、内津町で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので接写出来ました。

オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2020年6月20日午前、玉野町で撮影

 2020年6月20日午前、玉野町で撮影しましたが、ノアザミの花で吸蜜しているところを接写しました。

☆近似種比較 

オオチャバネセセリ  イチモンジセセリ
   
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科)  イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 

 オオチャバネセセリは、裏側後翅の白斑がジグザクになります。
 イチモンジセセリは、裏側後翅の白斑が直線状になります。

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