<春日井市の蝶>
潮見坂平和公園の蝶
2019年以降、潮見坂平和公園(愛知県春日井市)で撮った写真です。(現在43種)
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潮見坂平和公園は、春日井市の中北部に位置し、小牧市と境を接する墓地と一体となった総面積約80ヘクタールの公園墓地です。春には園路沿いの桜が咲き、7月になると池にはハスやスイレンの花が咲き始めるなど、花と緑に包まれた静かな環境に位置してきました。谷を含むなだらかな丘陵地形で、面積の半分弱は里山として残され、アカマツやコナラなどが林地を形成し、近在にいくつかのため池もあります。草地、林、池、果樹園などがあって、動植物の多様な生育環境を提供してきました。
潮見坂平和公園の地図 |
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<特徴> お馴染みのチョウの一つで、都市部から山岳地帯まで、いろいろな所で観察することが出来ます。しかし、よく見ると結構きれいなのです。春にはツツジ類、夏以降にはヤブガラシ、アザミ類、ヒガンバナなどで吸蜜しているのを見かけます。幼虫は、ミカン類の葉を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるので、そこから名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。他のアゲハチョウと区別するために、ナミアゲハと呼ばれることもあります。 |
アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、しばらく花で吸蜜していたので接写できました。
アゲハチョウ春型♀(アゲハチョウ科) 2021年4月19日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2021年4月19日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、ミカンの木に産卵しようとしていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から夏まで、山地から都市周辺の公園、樹林、草地、人家付近など様々な場所で見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅にオレンジ色の斑紋が見られ、オスには、白帯もあります。幼虫は、ミカン科植物(カラタチ、カラスザンショウなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、全体に黒(クロ)っぽいので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。本土・奄美亜種と沖縄・八重山亜種があります。 |
クロアゲハ♂(アゲハチョウ科) 2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、しばらく吸蜜していたので、何回もシャッターが切れました。
クロアゲハ♂(アゲハチョウ科) 2021年9月6日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2021年9月6日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、しばらく地表で吸水していたので、接写できました。
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<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで普通に見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に小さな点のような模様が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(メドハギ、ネムノキなど)を食べます。
<名前の由来> 黄色いチョウという意味で命名されましたが、その後沖縄県産のキチョウと区別するために、その北(キタ)に生息しているのでこの名前になりました。 <備考> 夏型と秋型があります。 |
キタキチョウの秋型(シロチョウ科) 2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、飛翔いているところはうまく撮れませんでした。
キタキチョウの夏型(シロチョウ科) 2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、飛翔いているところはうまく撮れませんでした。
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<特徴> 早春から晩秋まで、畑地、草原、河原、公園などで、一般的に見られる黄色っぽいチョウですが、メスには白っぽいのがいて、一見モンシロチョウと見間違えることもあります。各種の花で蜜を吸っていますが、動きが活発で、なかなか撮れない時があります。幼虫はアカツメクサ、シロツメクサ、クサフジなどを食べます。
<名前の由来> 羽に紋のある黄色いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がやや大きいのです。 |
モンキチョウの春型♂(シロチョウ科) 2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、北海道〜九州の平地から山地の河川沿い、林縁等の開けたところで見られます。翅の裏側は、木の葉っぱのような迷彩色をしていて、目立たなくなっています。翅の表側は、白色で前翅に黒点があり、オスでは端が黄色になっていて、メスとの識別が容易です。飛び方は、他のシロチョウと比べて直線的で、翅を半開きにして花にとまります。幼虫は、アブラナ科植物(ハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ、ナズナ、ダイコンなど)の花や果実を食べます。
<名前の由来> 白色で前翅の端を意味する褄(ツマ)が黄(キ)色になっているチョウということで名付けられています。 <備考> 季節型はありません。 |
ツマキチョウ♂(シロチョウ科) 2020年4月9日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年4月9日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、日本中で普通に見られるチョウで、最もなじみの深いものの一つです。野原や畑などを白っぽいチョウがフワフワと飛んでいて、いろいろな花にとまって蜜を吸ったりしています。幼虫は、キャベツや大根の葉を食するので、害虫にされています。モンキチョウのメスやスジグロシロチョウと見間違えることがあります。
<名前の由来> 羽に紋のある白いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、春型は小型で黒っぽい感じがします。 |
モンシロチョウ(シロチョウ科) 2019年5月15日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年5月15日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっているところを接写しました。
モンシロチョウの夏型(シロチョウ科) 2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、産卵しているところと飛翔しているところを捉えました。
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<特徴> 初春から秋まで、低地の林周辺、耕作地、市街地など、一般的に見られる白色っぽいチョウですが、一見モンシロチョウやエゾスジグロシロチョウと見間違えることもあります。翅の裏側は、白色で黒斑と黒い筋があります。翅の表側は、白色地に黒斑と黒い筋があります。幼虫は、アブラナ科植物(イヌガラシ、ハタザオなど)を食べます。
<名前の由来> シロチョウの仲間で、羽に黒い筋があるチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がやや大きいのです。 |
スジグロシロチョウ夏型(シロチョウ科) 2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上で翅を開いたところを接写しました。
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<特徴> 初夏から秋まで、常緑林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側は紫藍色部分を囲むように外縁黒帯がありますが、メスの方が広くなります。裏側は、目立たない黒褐色で、黒っぽい斑と帯が見られます。林の中をすばやく飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(アラカシ、アカガシ、イチイガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝いて見えることから名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。 |
ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年7月4日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、接写できました。
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<特徴> 年4〜5回の発生で、成虫は春から秋まで、平地から丘陵地の照葉樹林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側はオスは、暗紫いろで、メスは紫青色部分を囲むように外縁黒帯があります。裏側は、目立たない濃褐色で、黒っぽい斑と帯が明瞭に見られます。夕方になると林の中をすばやく飛翔しますが、たまに地表で吸水してくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(マテバシイ、シリブカガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝き、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 季節型は有りません。近年、東海から関東地方へ分布域を拡大しています。 |
ムラサキツバメ(シジミチョウ科) 2022年10月31日昼、潮見坂平和公園で撮影 |
2022年10月31日昼、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上にしばらく静止していたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回初夏に、北海道〜九州の平地の雑木林周辺などで普通に見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は、黒褐色で、後翅の外縁に小さな白色斑があります。裏側は白色地ですが、後翅の外縁に水色の斑紋が見られ、中央部には黒帯が目立ちます。また、しっぽ(尾状突起)が長いのが特徴です。夕方は、木々の間を飛びまわっていますが、昼間は木葉や草の上で休んでいますので、撮影のチャンスがあります。幼虫は、ブナ科植物(コナラ、ミズナラ、カシワ、クヌギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、飛ぶと水色(ミズイロ)っぽく見え、尾状突起が長い(オナガ)ところから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
ミズイロオナガシジミ(シジミチョウ科) 2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上で止まっていたところを接写しました。
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<特徴> 年1回、晩春から初夏に平地、低山のコナラ・クヌギの雑木林などで見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は、赤っぽい橙色で、裏側は橙色の地に銀白色の条線が見られます。オスは夕方になると盛んに飛びまわりますが、日中は林の中等で休んでいるので、撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(クヌギ、コナラ、カシワ、ミズナラなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、表側も裏側も赤(アカ)っぽく見えるところから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
アカシジミ(シジミチョウ科) 2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので接写出来ました。
アカシジミ(シジミチョウ科) 2022年6月1日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2022年6月1日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上や枝に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回、初夏に平地、低山の雑木林などで見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は、赤っぽい橙色で、裏側は黄色地に黒色の波模様が目立ちます。オスは夕方になると盛んに飛びまわりますが、日中は林の中等で休んでいるので、撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(クヌギ、コナラ、アベマキなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の裏(ウラ)側に波(ナミ)模様があり、表側が赤(アカ)っぽく見えるところから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
ウラナミアカシジミ(シジミチョウ科) 2022年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2022年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> ふつう年2回成虫が出現し、春〜夏に平地から高原で見られるシジミチョウの一種です。翅の裏側は褐色で、白帯が縞模様のように見えます。表側は、藍色ですが、オスは後翅基部に三角形の性標が現れます。飛ぶときは素早いのですが、すぐ葉の上にとまるのでシャッターチャンスがあります。幼虫はマメ科やツツジ科、ユキノシタ科などの植物の花や実を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、褐色と白帯の縞模様を虎斑(トラフ)に見立てて、命名されました。 <備考> 春型は夏型に比べ、白帯がはっきりしてコントラストが強くなります。 |
トラフシジミの春型(シジミチョウ科) 2022年4月7日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2022年4月7日午後、潮見坂平和公園で撮影で撮影しましたが、ユキヤナギの花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られ、小型ですが、オレンジ色が目立つためにしばしば目を引きます。特に、春型が鮮やかで、近づいて観察するととても愛らしいのです。地面近くを忙しそうに飛び、各種の花にとまって蜜を吸ったりしていますが、あまり動かない時もあって、よくカメラに収まってくれます。幼虫は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、春型の方が色が鮮やかです。 |
ベニシジミの春型(シジミチョウ科) 2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを接写しました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
ヤマトシジミ♀ (シジミチョウ科) 2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
ヤマトシジミ♂と♀ (シジミチョウ科) 2021年9月6日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2021年9月6日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、交尾していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、雑木林や人家の周辺を忙しげに飛んでいる、白っぽいシジミチョウです。翅の裏側は、灰色地に小さい黒斑が並んでいます。表側は青色ですが、メスでは薄く縁の黒っぽい部分が広くなります。幼虫は、マメ科、ミズキ科、バラ科など、各種の植物の花やつぼみを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が瑠璃(ルリ)色をしているので名付けられました。 <備考> 季節差はほとんどありません。 |
ルリシジミ (シジミチョウ科) 2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、地表に止まっていたものの、表側は撮れませんでした。
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<特徴> 春から秋まで、草地や河原で普通に見られる小型のシジミチョウです。後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、表側はオスは、青紫色ですが、メスは黒っぽくなります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、マメ科植物(シロツメクサ、ゲンゲ、ナンテンハギ、ヤマハギ、コマツナギなど)を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ツバメシジミの夏型♀(シジミチョウ科) 2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、シロツメグサの花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> 年1回の発生で、6月〜7月頃あらわれますが、低山地では真夏には一時夏眠し、9月頃再び活動するタテハチョウの一種です。翅の裏側は、薄緑色の地に銀白色の帯が3本見られます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られます。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> 翅の裏側が緑(ミドリ)色ぽくなっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> オスには前翅の表側に性標が3本みられます。 |
ミドリヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2020年9月23日午前、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影 |
2020年9月23日午前、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、葉上で翅を開閉していたのを望遠で捉えました。
ミドリヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2023年10月17日午前、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影 |
2023年10月17日午前、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜していたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回の発生で、成虫は5月〜6月頃あらわれますが、低山地では真夏には一時夏眠し、9月〜10月再び活動します。丘陵地から山地の森林、その周辺の草地、林縁部などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、前翅に淡褐色の地に黒斑(彪紋)、後翅は灰色を帯びた黄緑色で雲状にぼやけた模様があり、前縁に小さな白斑があります。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られます。幼虫は、スミレ科植物(オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、ミヤマスミレ、パピリオスミレなど)を食べます。
<名前の由来> 翅の裏側後翅が雲形(クモガタ)にぼやけた、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> オスには、前翅の表側の内縁付近に黒条の性標があり、メスの方がオスより、表側が全体にやや暗いのです。 |
クモガタヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2023年10月17日午前、「潮見坂平和公園」(大泉寺町)で撮影 |
2023年10月17日午前、「潮見坂平和公園」(大泉寺町)で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜しているのを望遠で捉えました。
クモガタヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2023年10月17日午前、「潮見坂平和公園」(大泉寺町)で撮影 |
2023年10月17日午前、「潮見坂平和公園」(大泉寺町)で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜しているのを望遠で捉えました。
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<特徴> 多化性で、春から晩秋に、本州(近畿以西)から沖縄の河原、畑地、草原、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に斑模様がありますが、前翅には赤色部分が表れます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、メスの前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> メスの前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> 季節型はありませんが、オスとメスでかなり模様が異なります。 |
ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2020年5月3日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年5月3日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。
ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2022年10月31日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2022年10月31日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年2〜3回発生し、春から初秋にかけて本州の雑木林周辺、都市郊外などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に、白帯と黒の斑模様が見られます。翅の表側は、黒褐色の地に白い帯が目立ち、羽を開いているときには、1本の帯のように見えます。イチモンジチョウと酷似していますが、前翅第3室の白斑が明瞭なことと、外縁の白色斑紋がはっきりと現れないことで区別します。あまり羽をはばたかずに滑空するように飛翔しますが、比較的低いところを飛び、時々枝や葉にとまるので撮影出来ます。幼虫は、スイカズラ科植物(スイカズラ、ヒョウタンボク、タニウツギ、ハコネウツギ、ニシキウツギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開くと、前翅と後翅の模様が繋ながって、白い帯が、一(イチ)の文字(モンジ)のように見え、最初に浅間山で発見されたのでこの名が付きました。 <備考> 季節型はありません。 |
アサマイチモンジ(タテハチョウ科) 2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、飛び回っていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、林縁や都市郊外などでも普通に見られる小さめのタテハチョウです。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。羽をパタパタさせながら、スーッと飛ぶ独特な飛翔を見せますが、ちょっと鈍感なのか、近づいても動かないことがあるので、結構カメラに収まってくれます。幼虫はマメ科植物(クズ、フジ、ヤマハギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されたのですが、その中では小型なので頭に「コ」がつきました。 <備考> オスとメスが似ています。 |
コミスジ(タテハチョウ科) 2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上や地表に止まっていたのを接写しました。
コミスジ(タテハチョウ科) 2021年4月19日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2021年4月19日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開閉させていたのを接写しました。
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<特徴> 通常年1回初夏に、西日本では年2〜3回、春から秋に成虫が発生し、樹林周辺、草地、露岩地、市街地などで見ることができるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は茶色地に白線が入り、後翅基部に星のような黒斑あるので、コミスジやミスジチョウなどと識別できます。また、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。軽やかに飛び、なかなかとまらないので、撮影には苦労します。幼虫は、バラ科植物(シモツケ、ホザキシモツケ、イワシモツケ、アイズシモツケ、イブキシモツケ、イワガサなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されたのですが、その中でも後翅裏側の基部に星(ホシ)のような黒斑があるのでこの名が付きました。 <備考> メスはオスよりやや大きく、翅が丸味をおびます。 |
ホシミスジ(タテハチョウ科) 2022年6月1日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2022年6月1日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたしましたが、飛翔中を望遠で捉えたので、結構ブレました。
ホシミスジ(タテハチョウ科) 2023年6月26日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2023年6月26日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたしましたが、葉上に止まっていたところをを望遠で捉えました。
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<特徴> 年2〜3回の発生で、成虫は春から夏にかけて北海道〜九州の低地の雑木林などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黒褐色地に、白斑が目立ち、翅の表側も同様ですが、口吸が鮮やかな黄色なのが特徴です。軽快に滑空するように飛んでいますが、時々羽を休めるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキなど)を食べます。
<名前の由来> 胡麻(ゴマ)のように見える斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。 <備考> メスはやや大きく、翅が丸味をおび、色が少し淡くなります。 |
ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 2021年7月25日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2021年7月25日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まって、翅を開閉していました。
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<特徴> 春から秋にかけて、草地、河川堤防などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしています。表側は、黄色地に黒い紋がありますが、夏型は地色が黄色っぽく、秋型は地色がオレンジっぽくなります。活発に飛び回っていますが、たまに、地上に静止することがあるので、カメラにも収まってくれます。幼虫は、クワ科のカナムグラを食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 夏型と秋型があり、秋型は成虫で越冬し、春になると飛び出します。 |
キタテハの夏型(タテハチョウ科) 2019年5月15日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年5月15日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
キタテハの夏型(タテハチョウ科) 2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
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<特徴> 初夏に、平地から山地の樹林周辺、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は、褐色の地に黒斑と黒縁(青色が交じる)が見られ、体と翅の付け根に毛があります。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、ハルニレなど)、ヤナギ科植物(オオバヤナギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽の表側の模様を、昔の武士が身に着けた緋縅(ヒオドシ)の鎧に見立てて名付けられました。 <備考> 成虫で越冬するので、春先に見られる場合があります。 |
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科) 2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、地表の枯れ葉の上に止まっていたのを接写しました。
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<特徴> 初夏から秋まで、市街地から山地まで見ることができるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は黒地に瑠璃(ルリ)色の帯があり、前翅には白い模様も見られます。とても敏捷に飛びまわり、樹上や路上では羽を開いて休みますが、樹液を吸う時などは、羽を閉じるので目立たなくなります。幼虫はユリ科植物(サルトリイバラ、ホトトギスなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、翅の表側に瑠璃(ルリ)色の帯があるので、名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。また、メスがオスよりやや大きいのです。本土亜種と南西諸島亜種があります。 |
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種 2020年4月9日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年4月9日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、地表に止まって翅を開閉していました。
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種 2022年4月7日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2022年4月7日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、コンクリートブロックに止まって翅を開閉していました。
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<特徴> 春から晩秋にかけて、日本各地の平地から山地の草地、畑地、市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていますが、時々、花や地上に静止することがあるので、結構シャッターも切らせてくれます。幼虫は、キク科植物(
ヨモギ、ハハコグサ、ゴボウなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽく、アカタテハに比べて、やや小さく愛らしいので姫(ヒメ)が付きました。 <備考> 暖地では、成虫で越冬するので早春に見られることもあります。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。 |
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科) 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年7月4日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、花で吸蜜していたので接写できました。
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<特徴> 早春から秋まで、草地や林縁などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に、さざ波のような模様が出ていて、蛇の目模様が前翅に1個、後翅に5個以上見られます。表側は茶色の地色に大きな蛇の目模様が前翅左右に1個ずつ、後翅左右に2個ずつが目立ちます。草の上を低空で、リズミカルに飛んで、各種の花で吸蜜します。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)、翅の裏側がさざ波のような模様になっているので(裏波)が付きました。 <備考> 季節型は有りません。都市部では減少してきています。 |
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2019年4月21日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年4月21日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年7月20日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
サトキマダラヒカゲ(タテハチョウ科) 2019年5月15日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年5月15日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、翅を開かなかったので表側は撮れませんでした。
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<特徴> 春から秋まで、人家や樹林周辺などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白線と大小の蛇の目模様が並んでいます。表側は茶色の地色に大小の蛇の目模様が前翅左右にそれぞれ1個ずつ目立ちますが、後翅左右の蛇の目模様は小さくてはっきりしない場合があります。林の近くを軽々とリズミカルに飛んでいますが、たまに葉や地表にとまるのでシャッターを切れるときがあります。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、メダケなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)が付きました。 <備考> 夏型は前翅の蛇の目模様が大きいです。 |
ヒメジャノメ♂(タテハチョウ科) 2020年8月29日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年8月29日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まったところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、本州から九州の雑木林内やその周辺の暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は黒褐色の地色に白線と大小の蛇の目模様が並んでいますが、地色が濃く、白線が少し湾曲し、やや紫がかっていることで、ヒメジャノメと区別されます。表側は茶色の地色に、前翅では大小2つの蛇の目模様が左右にあり、後翅では小さいのが左右に一つずつあります。飛び方は、比較的緩やかで、葉や地表にとまりやすいので、シャッターを切れるチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、アブラススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、ジャノメチョウより小さいのでコ(小)が付きました。 <備考> 夏型は前翅の蛇の目模様が大きくなります。 |
コジャノメの春型(タテハチョウ科) 2019年5月15日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年5月15日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので接写しました。
コジャノメの春型♂(タテハチョウ科) 2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年6月5日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていて、開翅したところを接写しました。
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<特徴>
春から秋まで、本州(関東以南)から九州の平地〜丘陵地の樹林や農地周辺の薄暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は波状(夏型)、枯葉状(秋型)で、オスは黒褐色、メスは赤褐色です。表側は濃褐色で、前翅の先端付近に橙縁で中が白い大きめの黒斑があります。夕方主に活動し、低い位置をゆるやかに不規則に飛翔して、時々地表に止まりますし、腐果や樹液に集まるので、シャッターチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(ススキ、ジュズダマ、ヨシ、ダンチク、アブラススキ、オギ、マコモなど)を食べます。 <名前の由来> 黒(クロ)っぽくて、木の間(コノマ)でよく見られる蝶(チョウ)ということから名前の由来となりました。 <備考> 夏型と秋型があり、秋型はより大型で前・後翅の凹凸が強く、裏面が枯葉状となり、成虫で越冬します。 |
クロコノマチョウの秋型(タテハチョウ科) 2020年4月9日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年4月9日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、地表に止まっていたところを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、市街地から高山帯までいろいろなところで見られるマダラチョウの仲間です。翅の裏側と表側は黒褐色の地に浅葱(アサギ)色の斑模様が見られますが、後翅の外縁は赤褐色になります。ほとんどはばたかず、ふわふわと舞っていますが、移動性が強く、長距離の渡りをすることが知られています。幼虫は、ガガイモ科植物(キジョラン、イケマなど)を食べます。
<名前の由来> 葱(ねぎ)の若芽に因んだ青み勝ちの浅い緑青色(アサギ)をした斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。 <備考> 季節型はありません。 |
アサギマダラ♂(タテハチョウ科) 2023年10月17日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2023年10月17日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、フジバカマの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、広葉樹林の周辺などで見られますが、成虫で越冬するので、暖かい冬の日に出てくる場合があります。系統的に古い蝶といわれており、日本で生息しているのは、1属1種のみです。翅の裏側は枯葉模様で、木の枝にとまっているとわからなくなります。表側は、茶褐色の地色に大きなオレンジ斑が見られます。また、頭部に鼻のように見える下唇ひげ(パルピ)があるのが特徴となっています。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキ)を食べます。
<名前の由来> 頭部が天狗の鼻のように見えることからテングチョウと名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。本土亜種と南西諸島亜種があります。 |
テングチョウ(タテハチョウ科)本土亜種 2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年6月2日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、地表に止まっているところでシャッターを切りました。
テングチョウ♀(タテハチョウ科)本土亜種 2022年4月7日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2022年4月7日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から初秋まで、北海道〜九州の山地から平地にある雑木林の林縁で見られるセセリチョウの仲間ですが、関東地方では年3回の発生となります。翅の表側は黒っぽく、前翅に大きな白斑が目立ち、後翅に白帯がはっきり現れるのが「関西型」、不明瞭なのが「関東型」とされています。翅の裏側もほぼ同様ですが、常に羽を開いてとまるので、裏側を撮影するのはなかなか難しいのです。また、結構敏捷に飛んでいます。幼虫は、ヤマイモ科植物(ヤマノイモ、トコロ、ツクネイモニガガショウ、ヒメドコロなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、江戸時代の大名(ダイミョウ)家の羽織袴の紋所を連想させることから名付けられたとか...。 <備考> 季節型はありません。 |
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2020年5月3日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年5月3日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> 普通年1化で、夏の間、本州(東北地方南部以南)から九州の平地から低山地の雑木林周辺で見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は、黄褐色の地色に銀白紋が見られまますが、表側は、黒褐色の地色に前翅にだけやや大きめの白斑が目立ちます。セセリチョウの中では比較的ゆるやかに飛ぶので、撮影のチャンスがあります。幼虫は、イネ科植物(ススキ、オオアブラススキ、カリヤス、カリヤスモドキなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では翅が細く見えることから名付けられました。 <備考> メスは前翅が丸みをおびます。愛知県レッドリスト準絶滅危惧 |
ホソバセセリ♂(セセリチョウ科) 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年7月4日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを接写しました。
ホソバセセリ♀(セセリチョウ科) 2023年6月26日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2023年6月26日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、関東以西の河川堤防、公園、草地などで普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色の地色に白色の小斑点が見られますが、はっきりしない場合があります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(チガヤ、ススキなど)、カヤツリグサ科植物を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 南西諸島では、1年中見られます。季節型はありません。 |
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2020年8月29日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2020年8月29日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2021年9月6日午前、潮見坂平和公園で撮影 |
2021年9月6日午前、潮見坂平和公園で撮影しましたが、花で吸蜜していたので接写しました。
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<特徴> 初夏から秋まで、市街地や草原、山地などいたる所で普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、特に後翅の白銀模様が一列になった、一文字模様を見せるのが特徴です。表側は裏側より濃い茶色の地色に白銀模様が見られます。一見ガの仲間と見間違えやすく、集団で移動することが知られています。幼虫は、イネ科、カヤツリグサ科の各種を食べますが、特にイネに有害で、駆除の対象とされています。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後羽の白色の斑紋が一列(一文字)に並んでいるところから名付けられました。 <備考> 幼虫は、別名:イネツトムシとも呼ばれています。 |
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年10月16日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉や壁の上に止まっていたところを接写しました。
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<特徴> 初夏から初秋まで、河川や雑木林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色と山吹色のまだら模様が目立ちます。表側は、褐色の地色に山吹色の帯が見られます。ジェット戦闘機のように敏速に飛ぶので、なかなかカメラに収まってはくれません。幼虫は、イネ科植物(ススキ、ジュズダマ、アズマネザサ、ミヤコザサなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、黄色地に黒っぽい斑模様が見られるところから名付けられました。 <備考> 春型は、夏型に比べて大きくなります。 |
キマダラセセリ(セセリチョウ科) 2021年6月24日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2021年6月24日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上で小休止しているところを接写しました。
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<特徴> 初夏から秋まで、草原や樹林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、イチモンジセセリでは、後翅の白銀模様が一列に並ぶのに対して、本種ではジグザクになります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(アズマネザサ、メダケ、ヤダケカンチク、ススキ、チガヤなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では大型で茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年7月4日午後、潮見坂平和公園で撮影 |
2019年7月4日午後、潮見坂平和公園で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
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