<春日井市の蝶>
東部丘陵の蝶
2019年以降、春日井市東部丘陵(愛知県)で撮った写真です。(現在67種)
春日井市東部丘陵は、かなりの部分が愛知高原国定公園に含まれ、岐阜県多治見市との県境部分の尾根筋を東海自然歩道が通っています。この地域には、春日井三山といわれる弥勒山(標高437m)・道樹山(標高429m)・大谷山(標高425m)、さらには築水池を中心に豊かな里山里地が残されてきました。そこに、東海地区特有の自然環境に依存した多様な動植物が生息し、市民の憩いの場ともなっています。自然豊かな森を巡る、散策モデルコースも作られていて、春の山野草、夏の新緑、秋の紅葉と豊かな四季の自然を楽しむことができ、休日ともなると訪れる人も結構増えてきました。
春日井市東部丘陵の地図 |
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<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、平地〜山地の落葉広葉樹林などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の表側も裏側も、黄白色地に黒い縞模様が目立ちます。後翅の亜外縁や肛角部近くに赤色や青色の斑紋があり、尾状突起もあります。よく似ているのにヒメギフチョウがいますが、ヒメギフチョウの方がやや小さく、後翅外縁ぶに橙色の斑紋があるのがギフチョウで、黄色の斑紋はヒメギフチョウとなって識別されます。森林の低い位置ではややゆるやかに飛びますが、高いところでは早く飛ぶ傾向があります。幼虫は、カンアオイ類、ウスバサイシンなど(ウマノスズクサ科)を食べます。
<名前の由来> 最初、岐阜(ギフ)県で発見されたので、その地名をとって命名されました。 <備考> オスと比べ、メスは丸みがあり、胸部と腹部の長毛が少ないです。環境省レッドデータブック絶滅危惧U類、愛知県レッドリスト絶滅危惧U類、春日井市指定希少野生動植物種 |
ギフチョウ(アゲハチョウ科) 2019年4月5日午後、東部丘陵で撮影 |
2019年4月5日午後、東部丘陵で撮影しましたが、1頭だけ飛んでいて、花や地表に止まったりしていました。
ギフチョウ(アゲハチョウ科) 2019年5月3日午後、東部丘陵で撮影 |
2019年5月3日午後、東部丘陵で撮影しましたが、1頭だけ飛んでいて、葉上や地表に止まったりしていました。
ギフチョウ(アゲハチョウ科) 2021年4月5日午前、東部丘陵で撮影 |
2021年4月5日午前、東部丘陵で撮影しましたが、コバノミツバツツジの花で吸蜜しているところを接写しました。
ギフチョウ(アゲハチョウ科) 2021年5月12日午前、東部丘陵で撮影 |
2021年5月12日午前、東部丘陵で撮影しましたが、スズカカンアオイに産卵された卵と幼虫を接写しました。
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<特徴> 体に有毒成分を含んでいて、鳥に襲われる危険性が少ないせいか、悠々と飛んでいるような気がします。国内でもいくつかの亜種がありますが、関東ではオスは黒色で後翅に赤色紋列が見られます。また、メスは黄灰色で後翅に黄色紋列があります。幼虫は、ウマノスズクサとオオバウマノスズクサを食するので、それらの生えている河川敷や草地などで見ることが出来ます。
<名前の由来> オスを捕らえると,強い麝香(じゃこう)の様な芳香を出すことから命名されました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。本土亜種、屋久島亜種、奄美・沖縄亜種、宮古亜種、八重山亜種があります。 |
ジャコウアゲハ♀(アゲハチョウ科)本土亜種 2019年7月2日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年7月2日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、花に止まっていました。
ジャコウアゲハ♂(アゲハチョウ科)本土亜種 2020年10月2日午前、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2020年10月2日午前、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。
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<特徴> お馴染みのチョウの一つで、都市部から山岳地帯まで、いろいろな所で観察することが出来ます。しかし、よく見ると結構きれいなのです。春にはツツジ類、夏以降にはヤブガラシ、アザミ類、ヒガンバナなどで吸蜜しているのを見かけます。幼虫は、ミカン類の葉を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるので、そこから名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。他のアゲハチョウと区別するために、ナミアゲハと呼ばれることもあります。 |
アゲハチョウ春型♀(アゲハチョウ科) 2019年5月8日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年5月8日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、しばらく花で吸蜜していたので接写できました。
アゲハチョウ春型(アゲハチョウ科) 2019年5月10日午後、西尾町で撮影 |
2019年5月10日午後、西尾町で撮影しましたが、しばらく花で吸蜜していたので接写できました。
アゲハチョウ夏型♂(アゲハチョウ科) 2020年8月24日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2020年8月24日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、しばらくヒャクニチソウの花で吸蜜していたのを接写しました。
アゲハチョウ夏型♀(アゲハチョウ科) 2021年6月15日午前、玉野町で撮影 |
2021年6月15日午前、玉野町で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
アゲハチョウの終齢幼虫(アゲハチョウ科) 2021年7月3日午前、少年自然の家(廻間町)で撮影 |
2021年7月3日午前、少年自然の家(廻間町)で撮影しましたが、枝に止まっていたのを接写しました。
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<特徴> 初春から晩秋まで、海岸から高山帯の河川敷、畑地、草地などで普通に見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黄色地に、黒い帯と線できれいな模様があり、後翅には、青または赤の紋も見られます。飛翔力が強く、元気に飛びまわるので、追いかけて撮影するのはたいへんです。幼虫は、セリ科植物(ニンジン、セリ、シシウドなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がかなり大きいのです。 |
キアゲハの夏型♂(アゲハチョウ科) 2019年7月25日午前、弥勒山頂で撮影 |
2019年7月25日午前、弥勒山頂(標高436m)で撮影しましたが、活発に飛んでいたものの、葉上で休止したところを望遠で捉えました。
キアゲハの夏型♀(アゲハチョウ科) 2019年9月19日午前、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年9月19日午前、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
キアゲハの夏型♀(アゲハチョウ科) 2021年9月27日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2021年9月27日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜しているところを接写しました。
キアゲハの春型♂(アゲハチョウ科) 2022年6月3日昼、廻間町で撮影 |
2022年6月3日昼、廻間町で撮影しましたが、飛翔しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から夏まで、山地から都市周辺の公園、樹林、草地、人家付近など様々な場所で見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅にオレンジ色の斑紋が見られ、オスには、白帯もあります。幼虫は、ミカン科植物(カラタチ、カラスザンショウなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、全体に黒(クロ)っぽいので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。本土・奄美亜種と沖縄・八重山亜種があります。 |
クロアゲハ♂(アゲハチョウ科)本土・奄美亜種 2019年5月22日午後、玉野町で撮影 |
2019年5月22日午後、玉野町で撮影しましたが、しばらく吸蜜していたので、何回もシャッターが切れました。
クロアゲハ♀(アゲハチョウ科)本土・奄美亜種 2020年6月24日午前、西尾町で撮影 |
2020年6月24日午前、西尾町で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、何回かシャッターが切れました。
クロアゲハ♀(アゲハチョウ科)本土・奄美亜種 2021年5月6日午後、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2021年5月6日午後、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、一瞬花に止まった時にシャッターを切りました。
クロアゲハ♀(アゲハチョウ科)本土・奄美亜種 2021年9月15日午前、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2021年9月15日午前、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、ヒガンバナの花で吸蜜しているところを接写しました。
クロアゲハ♂(アゲハチョウ科)本土・奄美亜種 2022年9月4日午前、玉野町で撮影 |
2022年9月4日午前、玉野町で撮影しましたが、地表で吸水しているところを望遠で捉えました。
クロアゲハ♀(アゲハチョウ科)本土・奄美亜種 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年2〜5回の発生で、南に行くに従って発生回数が増し、春から秋まで、本州の関東地方以西から沖縄の主に平地の人家周辺などで見られるアゲハチョウの仲間です。オスとメスでは紋様が異なり、オスは翅の裏側も表側も一様に黒色ですが、クロアゲハとは普通尾状突起がないことで識別できます。メスは、前翅の黒色が淡く、基部に橙赤斑が目立ち、後翅に大きく明瞭な白斑があります。ゆるやかに飛んでいますが、なかなかとまらないので、撮影には苦労します。幼虫は、ミカン科の栽培植物(ウンシュウミカン、ナツミカン、ユズ、ザボン、ハッサク、キンカンなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、シーボルトが長崎(ナガサキ)で発見したので、この名が付けられました。 <備考> 夏型は大きくなります。 |
ナガサキアゲハ♀(アゲハチョウ科) 2019年9月14日午前、外之原町で撮影 |
2019年9月14日午前、外之原町で撮影しましたが、しばらく花で吸蜜していたので、接写できました。
ナガサキアゲハ♀(アゲハチョウ科) 2021年7月19日午前、玉野町で撮影 |
2021年7月19日午前、玉野町で撮影しましたが、しばらく葉の上に止まってていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 普通年2回の発生で、春から秋まで、本州の関東地方以西から沖縄の低山地の常緑樹林などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅に白黄色の大きな斑紋があり、外縁部にはオレンジ色の弦月紋が見られます。ゆうゆうと飛んでいますが、時々木々にとまるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ミカン科植物(キハダ、カラタチ、カラスザンショウ、サンショウなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、後翅の白黄紋(モンキ)が目立つので、名付けられました。 <備考> メスはオスより大きく、褐色となります。 |
モンキアゲハ(アゲハチョウ科) 2019年6月11日午前、西尾町で撮影 |
2019年6月11日午前、西尾町で撮影しましたが、一瞬葉上に止まったところを望遠で捉えました。
モンキアゲハ(アゲハチョウ科) 2019年10月10日午前、西尾町で撮影 |
2019年10月10日午前、西尾町で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
モンキアゲハ(アゲハチョウ科) 2022年5月19日午前、弥勒山頂で撮影 |
2022年5月19日午前、弥勒山頂で撮影しましたが、ツツジの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、平地から亜高山帯まで、日本全土で普通に見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側は、黒っぽく、後翅にオレンジ色の三日月模様が並んでいます。翅の表側は、青っぽい輝きが感じられ、後翅にオレンジ色または青色の三日月模様が並びます。林の中を敏速に飛びまわっているのを見かけます。幼虫は、ミカン科植物(カラスザンショウ、コクサギ、イヌザンショなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、黒っぽいので烏(カラス)に例えて名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。本土亜種、八丈島亜種、トカラ列島亜種、奄美亜種、沖縄亜種、八重山亜種がありますが、沖縄亜種を別種の「オキナワカラスアゲハ」として分類する場合もあります。 |
カラスアゲハの春型♂(アゲハチョウ科)本土亜種 2019年6月4日午前、外之原峠付近で撮影 |
2019年6月4日午前、外之原峠(標高約250m)付近で撮影しましたが、本土亜種です。
カラスアゲハの春型♂(アゲハチョウ科)本土亜種 2021年4月15日午後、外之原町で撮影 |
2021年4月15日午後、外之原町で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを接写しました。
カラスアゲハの春型♂(アゲハチョウ科)本土亜種 2022年5月19日午前、弥勒山頂で撮影 |
2022年5月19日午前、弥勒山頂で撮影しましたが、ツツジの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年2回の発生で、成虫は春から秋まで、山地の樹林帯などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側は、黒っぽく、後翅にオレンジ色の三日月模様が並んでいます。翅の表側は、青っぽい輝きが感じられ、後翅にオレンジ色または青色の三日月模様が並び、尾状突起がありますが、カラスアゲハより一段とメタリックな感じがして、とてもきれいです。林の中を敏速に飛びまわっているのを見かけますが、陽光に輝いて見えます。幼虫は、ミカン科植物(カラスザンショウ、キハダ、ハマセンダンなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、山地で多く見られるので深山(ミヤマ)、黒っぽいので烏(カラス)に例えて名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がかなり大きいのです。 |
ミヤマカラスアゲハ春型♂(あげはちょう科) 2022年4月11日午前、東部丘陵で撮影 |
2022年4月11日午前、東部丘陵で撮影しましたが、上空を飛びまわっていたものの、葉上で休止したところを望遠で捉えました。
ミヤマカラスアゲハ春型♂(あげはちょう科) 2022年4月20日午前、東部丘陵で撮影 |
2022年4月20日午前、東部丘陵で撮影しましたが、上空を飛びまわっていたものの、葉上で休止したところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、公園、山地の照葉樹林、海岸付近などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒褐色地に青緑色の帯が目立ちます。飛翔力が強く、元気に空高く飛んでいくのを見かけます。幼虫は、クスノキ科植物(クスノキ、ヤブニッケイ、タブノキなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、羽に青緑色の筋(アオスジ)が目立つので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。 |
アオスジアゲハの春型♀(アゲハチョウ科) 2019年5月25日午後、西尾町で撮影 |
2019年5月25日午後、西尾町で撮影しましたが、クスノキの葉上で産卵していました。
アオスジアゲハの夏型♀(アゲハチョウ科) 2020年9月5日午前、築水の森(廻間町)で撮影 |
2020年9月5日午前、築水の森(廻間町)で撮影しましたが、クスノキの葉上で産卵していました。
アオスジアゲハの春型(アゲハチョウ科) 2021年5月6日午後、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2021年5月6日午後、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、ハルジョオンの花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで普通に見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に小さな点のような模様が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(メドハギ、ネムノキなど)を食べます。
<名前の由来> 黄色いチョウという意味で命名されましたが、その後沖縄県産のキチョウと区別するために、その北(キタ)に生息しているのでこの名前になりました。 <備考> 夏型と秋型があります。 |
キタキチョウの秋型(シロチョウ科) 2019年4月5日午後、弥勒山で撮影 |
2019年4月5日午後、弥勒山で撮影しましたが、飛翔いているところはうまく撮れませんでした。
キタキチョウの秋型(シロチョウ科) 2019年4月13日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年4月13日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところや飛翔しているところを捉えました。
キタキチョウの夏型♂(シロチョウ科) 2019年7月25日昼、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年7月25日昼、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、地表に止まっているところや飛翔しているところを捉えました。
キタキチョウの夏型♂(シロチョウ科) 2019年9月14日昼、隠山池付近(木附町)で撮影 |
2019年9月14日昼、隠山池付近(木附町)で撮影しましたが、葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
キタキチョウの夏型(シロチョウ科) 2020年9月5日午前、市民球場周辺(明知町)で撮影 |
2020年9月5日午前、市民球場周辺(明知町)で撮影しましたが、地表に止まっているところや飛翔しているところを望遠で捉えました。
キタキチョウの夏型♂♀(シロチョウ科) 2020年6月15日午前、八池公園周辺(玉野町)で撮影 |
2020年6月15日午前、八池公園周辺(玉野町)で撮影しましたが、交尾しているところを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に2本の互いに並行した黒条が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(カワラケツメイ、アレチケツメイ)を食べます。
<名前の由来> 前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている黄色いチョウという意味で命名されました。 <備考> 夏型と秋型があります。環境省レッドデータブック絶滅危惧TB類 |
ツマグロチョウの秋型(シロチョウ科) 2019年10月5日午後、東部丘陵で撮影 |
2019年10月5日午後、東部丘陵で撮影しましたが、飛翔しているところはうまく撮れませんでした。
ツマグロチョウの秋型(シロチョウ科) 2019年10月10日午後、東部丘陵で撮影 |
2019年10月10日午後、東部丘陵で撮影しましたが、センダングサの花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> 早春から晩秋まで、畑地、草原、河原、公園などで、一般的に見られる黄色っぽいチョウですが、メスには白っぽいのがいて、一見モンシロチョウと見間違えることもあります。各種の花で蜜を吸っていますが、動きが活発で、なかなか撮れない時があります。幼虫はアカツメクサ、シロツメクサ、クサフジなどを食べます。
<名前の由来> <備考> |
モンキチョウの春型♂(シロチョウ科) 2019年6月1日午後、弥勒山で撮影 |
2019年6月1日午後、弥勒山で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。
モンキチョウの夏型♀(シロチョウ科) 2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、アカツメグサの花で吸蜜していました。
モンキチョウの夏型♂(シロチョウ科) 2020年6月5日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
020年6月5日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、タンポポの花で吸蜜しているところを接写しました。
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<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、北海道〜九州の平地から山地の河川沿い、林縁等の開けたところで見られます。翅の裏側は、木の葉っぱのような迷彩色をしていて、目立たなくなっています。翅の表側は、白色で前翅に黒点があり、オスでは端が黄色になっていて、メスとの識別が容易です。飛び方は、他のシロチョウと比べて直線的で、翅を半開きにして花にとまります。幼虫は、アブラナ科植物(ハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ、ナズナ、ダイコンなど)の花や果実を食べます。
<名前の由来> 白色で前翅の端を意味する褄(ツマ)が黄(キ)色になっているチョウということで名付けられています。 <備考> 季節型はありません。 |
ツマキチョウ♂♀(シロチョウ科) 2019年4月22日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年4月22日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、数頭が飛び交っていました。
ツマキチョウ♂(シロチョウ科) 2020年4月27日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2020年4月27日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、花に止まったり、飛翔したりしていました。
ツマキチョウ♂(シロチョウ科) 2020年4月28日午後、隠山池周辺(木附町)で撮影 |
2020年4月28日午後、隠山池周辺(木附町)で撮影しましたが、林の中を飛翔していたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、日本中で普通に見られるチョウで、最もなじみの深いものの一つです。野原や畑などを白っぽいチョウがフワフワと飛んでいて、いろいろな花にとまって蜜を吸ったりしています。幼虫は、キャベツや大根の葉を食するので、害虫にされています。モンキチョウのメスやスジグロシロチョウと見間違えることがあります。
<名前の由来> 羽に紋のある白いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、春型は小型で黒っぽい感じがします。 |
モンシロチョウの春型♂(シロチョウ科) 2019年4月1日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影 |
2019年4月1日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影しましたが、菜の花で吸蜜しているところを接写しました。
モンシロチョウの春型♂(シロチョウ科) 2019年4月13日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年4月13日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、タンポポの花で吸蜜しているところを接写しました。
モンシロチョウの夏型♂♀(シロチョウ科) 2019年7月30日午前、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年7月30日午前、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、オスとメスが交尾しているところを接写しました。
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<特徴> 初春から秋まで、低地の林周辺、耕作地、市街地など、一般的に見られる白色っぽいチョウですが、一見モンシロチョウやエゾスジグロシロチョウと見間違えることもあります。翅の裏側は、白色で黒斑と黒い筋があります。翅の表側は、白色地に黒斑と黒い筋があります。幼虫は、アブラナ科植物(イヌガラシ、ハタザオなど)を食べます。
<名前の由来> シロチョウの仲間で、羽に黒い筋があるチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がやや大きいのです。 |
スジグロシロチョウ春型♀(シロチョウ科) 2019年6月4日午前、玉野町で撮影 |
2019年6月4日午前、玉野町で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
スジグロシロチョウ春型♂(シロチョウ科) 2020年4月15日午後、西尾町で撮影 |
2020年4月15日午後、西尾町で撮影しましたが、飛翔しているところを望遠で捉えたもののうまく撮れませんでした。
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<特徴> |
ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2019年6月4日午前、外之原町で撮影 |
2019年6月4日午前、外之原町で撮影しましたが、葉上で翅を開いたところを接写しました。
ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2019年6月11日午前、内津町で撮影 |
2019年6月11日午前、内津町で撮影しましたが、葉上で翅を開閉していました。
ウラギンシジミ♀ (シジミチョウ科) 2020年4月4日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2020年4月4日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、葉上で翅を開いたところを望遠で捉えました。
ウラギンシジミ♂ (シジミチョウ科) 2021年8月11日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2021年8月11日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、葉上で翅を開閉していたところを接写しました。
ウラギンシジミ♀ (シジミチョウ科) 2022年6月13日午後、西尾町で撮影 |
2022年6月13日午後、西尾町で撮影しましたが、葉上で翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
ウラギンシジミ♀ (シジミチョウ科) 2022年10月20日午前、中央線沿線(玉野町)で撮影 |
2022年10月20日午前、中央線沿線(玉野町)で撮影しましたが、葉上で翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏から秋まで、常緑林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側は紫藍色部分を囲むように外縁黒帯がありますが、メスの方が広くなります。裏側は、目立たない黒褐色で、黒っぽい斑と帯が見られます。林の中をすばやく飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(アラカシ、アカガシ、イチイガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝いて見えることから名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。 |
ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2019年6月1日午後、弥勒山で撮影 |
2019年6月1日午後、弥勒山で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、接写できました。
ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、接写できました。
ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2019年7月12日午後、西尾町で撮影 |
2019年7月12日午後、西尾町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
ムラサキシジミ♀(シジミチョウ科) 2020年6月20日午前、玉野町で撮影 |
2020年6月20日午前、玉野町で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開いたところを接写しました。
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<特徴> 年4〜5回の発生で、成虫は春から秋まで、平地から丘陵地の照葉樹林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側はオスは、暗紫いろで、メスは紫青色部分を囲むように外縁黒帯があります。裏側は、目立たない濃褐色で、黒っぽい斑と帯が明瞭に見られます。夕方になると林の中をすばやく飛翔しますが、たまに地表で吸水してくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(マテバシイ、シリブカガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝き、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 季節型は有りません。近年、東海から関東地方へ分布域を拡大しています。 |
ムラサキツバメ(シジミチョウ科) 2021年8月7日午前、みろくの森(廻間町)で撮影 |
2021年8月7日午前、みろくの森(廻間町)で撮影しましたが、葉上にしばらく静止していたのを接写しました。
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<特徴> 年1回、晩春〜初夏に平地から山地の山沿いの樹林周辺などで見られる、シジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は青白色分を囲むように外縁黒帯があります。裏側は白地に黒小点(胡麻斑)列が目立ちます。オスは表側の白斑がメスより広くなることで識別できます。林の中をぬうように緩やかに飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できます。幼虫は、モクセイ科植物(イボタノキ、ミヤマイボタ、オオバイボタ、サイゴクイボタなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の裏側に胡麻斑(ゴマダラ)が見られることから名付けられました。 <備考> 各地で微妙な地理的な変異があります。 |
ウラゴマダラシジミ(シジミチョウ科) 2019年6月4日午後、玉野町で撮影 |
2019年6月4日午後、玉野町で撮影しましたが、翅は開いてくれませんでした。
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<特徴> 年1回初夏に、北海道〜九州の平地の雑木林周辺などで普通に見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は、黒褐色で、後翅の外縁に小さな白色斑があります。裏側は白色地ですが、後翅の外縁に水色の斑紋が見られ、中央部には黒帯が目立ちます。また、しっぽ(尾状突起)が長いのが特徴です。夕方は、木々の間を飛びまわっていますが、昼間は木葉や草の上で休んでいますので、撮影のチャンスがあります。幼虫は、ブナ科植物(コナラ、ミズナラ、カシワ、クヌギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、飛ぶと水色(ミズイロ)っぽく見え、尾状突起が長い(オナガ)ところから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
ミズイロオナガシジミ(シジミチョウ科) 2019年6月11日昼、内津峠付近(内津町)で撮影 |
2019年6月11日昼、内津峠付近(内津町)で撮影しましたが、葉上で止まっていたところを接写しました。
ミズイロオナガシジミ(シジミチョウ科) 2020年6月9日午前、五ヶ村池付近(西尾町)で撮影 |
2020年6月9日午前、五ヶ村池付近(西尾町)で撮影しましたが、葉上で止まっていたところを接写しました。
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<特徴> 年1回、晩春から初夏に平地、低山のコナラ・クヌギの雑木林などで見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は、赤っぽい橙色で、裏側は橙色の地に銀白色の条線が見られます。オスは夕方になると盛んに飛びまわりますが、日中は林の中等で休んでいるので、撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(クヌギ、コナラ、カシワ、ミズナラなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、表側も裏側も赤(アカ)っぽく見えるところから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
アカシジミ(シジミチョウ科) 2019年5月24日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年5月24日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので接写出来ました。
アカシジミ(シジミチョウ科) 2019年5月27日午後、外之原町で撮影 |
2019年5月27日午後、外之原町で撮影しましたが、葉上や地表にしばらく止まっていたので接写出来ました。
アカシジミ(しじみちょう科) 2019年6月6日午後、みろくの森(明知町)で撮影 |
2019年6月6日午後、みろくの森(明知町)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたのを望遠で捉えたものの、暗がりだったので露光不足となりました。
アカシジミ(しじみちょう科) 2020年6月24日午前、西尾町で撮影 |
2020年6月24日午前、西尾町で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたのを望遠で捉えました。
アカシジミ(しじみちょう科) 2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回、初夏に平地、低山の雑木林などで見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は、赤っぽい橙色で、裏側は黄色地に黒色の波模様が目立ちます。オスは夕方になると盛んに飛びまわりますが、日中は林の中等で休んでいるので、撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(クヌギ、コナラ、アベマキなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の裏(ウラ)側に波(ナミ)模様があり、表側が赤(アカ)っぽく見えるところから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
ウラナミアカシジミ(シジミチョウ科) 2019年5月27日午後、外之原町で撮影 |
2019年5月27日午後、外之原町で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので、接写できました。
ウラナミアカシジミ(しじみちょう科) 2020年6月9日午後、西尾町で撮影 |
2020年6月9日午後、西尾町で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたのを望遠で捉えました。
ウラナミアカシジミ(しじみちょう科) 2021年6月9日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2021年6月9日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたのを望遠で捉えました。
ウラナミアカシジミ(しじみちょう科) 2022年6月25日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2022年6月25日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、雑木林の周辺で見られる小型のシジミチョウの一種です。翅の裏側は茶褐色で、胴体が毛深いのがわかります。表側は、青色ですが、オスは黒みがかり、メスは鮮やかさがあります。また、尾状突起がないのも特徴です。飛ぶときは敏捷で、オスは占有行動をとります。幼虫はツツジ科やバラ科、スイカズラ科などの各種植物の花穂を食します。 <名前の由来> 黒っぽくて敏捷に飛ぶので、まるで小さなツバメのようだと命名されました。 <備考> 季節差はありません。 |
コツバメ(シジミチョウ科) 2019年4月5日午後、大谷山頂付近で撮影 |
2019年4月5日午後、大谷山頂(標高425m)付近で撮影しましたが、葉や地表に止まったりしていました。
コツバメ(シジミチョウ科) 2021年4月7日午後、築水池付近(廻間町)で撮影 |
2021年4月7日午後、築水池付近(廻間町)で撮影しましたが、ツツジの花に止まっていたのを望遠で捉えました。
コツバメ(シジミチョウ科) 2022年4月9日昼、玉野町で撮影 |
2022年4月9日昼、玉野町で撮影しましたが、地表に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> ふつう年2回成虫が出現し、春〜夏に平地から高原で見られるシジミチョウの一種です。翅の裏側は褐色で、白帯が縞模様のように見えます。表側は、藍色ですが、オスは後翅基部に三角形の性標が現れます。飛ぶときは素早いのですが、すぐ葉の上にとまるのでシャッターチャンスがあります。幼虫はマメ科やツツジ科、ユキノシタ科などの植物の花や実を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、褐色と白帯の縞模様を虎斑(トラフ)に見立てて、命名されました。 <備考> 春型は夏型に比べ、白帯がはっきりしてコントラストが強くなります。 |
トラフシジミの春型(シジミチョウ科) 2019年5月6日午後、外之原町で撮影 |
2019年5月6日午後、外之原町で撮影しましたが、逆光で4カット撮らせてくれただけで、飛んでいってしまいました。
トラフシジミの夏型(シジミチョウ科) 2019年6月26日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年6月26日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。
トラフシジミの春型(シジミチョウ科) 2021年4月26日午後、玉野町で撮影 |
2021年4月26日午後、玉野町で撮影しましたが、地表に止まって翅を開閉させていたところを接写しました。
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<特徴> 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られ、小型ですが、オレンジ色が目立つためにしばしば目を引きます。特に、春型が鮮やかで、近づいて観察するととても愛らしいのです。地面近くを忙しそうに飛び、各種の花にとまって蜜を吸ったりしていますが、あまり動かない時もあって、よくカメラに収まってくれます。幼虫は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、春型の方が色が鮮やかです。 |
ベニシジミの春型(シジミチョウ科) 2019年4月1日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影 |
2019年4月1日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影しましたが、地表の枯草の上に止まっていました。
ベニシジミの春型♂(シジミチョウ科) 2019年4月20日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年4月20日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。
ベニシジミの春型♀(シジミチョウ科) 2022年3月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年3月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年10月1日昼、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年10月1日昼、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、花や葉上に止まっていました。
ウラナミシジミ♀ (シジミチョウ科) 2019年10月15日昼、玉野町で撮影 |
2019年10月15日昼、玉野町で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2021年9月16日昼、西尾町で撮影 |
2021年9月16日昼、西尾町で撮影しましたが、葉上で止まっていたところを接写しました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
ヤマトシジミ♀ (シジミチョウ科) 2019年4月18日午後、玉野町で撮影 |
2019年4月18日午後、玉野町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
ヤマトシジミ♂ (シジミチョウ科) 2019年4月20日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年4月20日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
ヤマトシジミ♂ (シジミチョウ科) 2019年5月22日午後、玉野町で撮影 |
2019年5月22日午後、玉野町で撮影しましたが、石の上に止まっていたところを接写しました。
ヤマトシジミ♂♀ (シジミチョウ科) 2019年7月28日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年7月28日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、葉の上でオスとメスが交尾しているところを接写しました。
ヤマトシジミ♀ (シジミチョウ科) 2019年8月8日午前、西尾町で撮影 |
2019年8月8日午前、西尾町で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開閉していたところを接写しました。
ヤマトシジミ卵(シジミチョウ科) 2020年9月26日午前、廻間町で撮影 |
2020年9月26日午前、廻間町で撮影しましたが、カタバミの葉の裏側に産卵されたヤマトシジミの卵でを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、雑木林や人家の周辺を忙しげに飛んでいる、白っぽいシジミチョウです。翅の裏側は、灰色地に小さい黒斑が並んでいます。表側は青色ですが、メスでは薄く縁の黒っぽい部分が広くなります。幼虫は、マメ科、ミズキ科、バラ科など、各種の植物の花やつぼみを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が瑠璃(ルリ)色をしているので名付けられました。 <備考> 季節差はほとんどありません。 |
ルリシジミ (シジミチョウ科) 2019年6月4日午後、玉野町で撮影 |
22019年6月4日午後、玉野町で撮影しましたが、地表や葉上に止まっていたものの、表側は撮れませんでした。
ルリシジミ♀ (シジミチョウ科) 2019年6月11日午前、内津町で撮影 |
2019年6月11日午前、内津町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
ルリシジミ (シジミチョウ科) 2020年6月3日午前、外之原町で撮影 |
2020年6月3日午前、外之原町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
ルリシジミ (シジミチョウ科) 2021年6月7日昼、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2021年6月7日昼、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
ルリシジミ♀ (シジミチョウ科) 2021年9月16日午前、内津町で撮影 |
2021年9月16日午前、内津町で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開閉させていたところを接写しました。
ルリシジミ♀ (シジミチョウ科) 2022年5月24日昼、西尾町で撮影 |
2022年5月24日昼、西尾町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 多化性で、成虫は春から秋まで、雑木林や人家の周辺をやや緩やかに飛んでいる、白っぽいシジミチョウです。翅の裏側は、灰色地に小さい黒斑が並んでいます。表側はオスの前翅は淡紫青色に白班がありますが、メスでは黒縁部分が広くなります。幼虫は、ハイノキ科、スイカズラ科、モチノキ科、ミズキ科など、各種の植物の花やつぼみを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、鹿児島県の薩摩(サツマ)地方でよく見られたので名付けられました。 <備考> 近年の地球温暖化の影響で北上する蝶の一つとされています。 |
サツマシジミ♂ (シジミチョウ科) 2023年6月18日午前、東部丘陵で撮影 |
2023年6月18日午前、東部丘陵で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、草地や河原で普通に見られる小型のシジミチョウです。後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、表側はオスは、青紫色ですが、メスは黒っぽくなります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、マメ科植物(シロツメクサ、ゲンゲ、ナンテンハギ、ヤマハギ、コマツナギなど)を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ツバメシジミの春型♂(シジミチョウ科) 2019年4月8日午後、筑水池付近(廻間町)で撮影 |
2019年4月8日午後、筑水池付近(廻間町)で撮影しましたが、葉上や花に止まっていました。
ツバメシジミの春型♀(シジミチョウ科) 2019年4月13日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年4月13日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたので結構接写が出来ました。
ツバメシジミの春型♀(シジミチョウ科) 2019年6月11日午前、内津町で撮影 |
2019年6月11日午前、内津町で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜しているところを接写しました。
ツバメシジミの春型♀(シジミチョウ科) 2021年4月30日昼、西尾町で撮影 |
2021年4月30日昼、西尾町で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
ツバメシジミの春型♀(シジミチョウ科) 2022年4月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年4月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、平地、人家周辺、河川敷や堤防周辺などで見られる小型のシジミチョウの外来種(原産地は中国・台湾)です。表側は黒色で、後翅の後縁に淡白色の小斑が並ぶ、裏側には、白色に大きめの黒色斑が散布されていて、後翅の尾状突起の基部あたりに橙色斑があります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、ベンケイソウ科のツルマンネングサ、メキシコマンネングサなどを食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることからツバメ、表側が黒いのでクロ、台湾から来たので霧社(ムシャ)が付いています。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2022年10月20日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2022年10月20日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏に発生し、沖縄・九州・四国・本州南岸の農地、公園、人家などで見られるシジミチョウの一種です。翅の裏側は,淡褐色で外半分に白条を伴う褐色斑列、肛角部付近に黒斑を囲む赤斑があり、細長い尾状がある。表側は、オスが青紫色で黒色の縁があり、メスは、中央部に青色斑があり、後翅外縁に黒点列が目立ちます。幼虫は、ソテツを食べます。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、黒斑(クロマダラ)があり、幼虫が蘇鉄(ソテツ)を食草とすることから名付けられました。 <備考> ソテツの食害が問題となっています。 |
クロマダラソテツシジミ (シジミチョウ科) 2021年8月28日午前、都市緑化植物園(廻間町)で撮影 |
2021年8月28日午前、都市緑化植物園(廻間町)で撮影しましたが、ソテツの周辺で成虫や幼虫を接写しました。
クロマダラソテツシジミ♂ (シジミチョウ科) 2021年9月15日午前、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2021年9月15日午前、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、葉上や花に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回の発生で、成虫は6月〜7月頃あらわれますが、低山地では真夏には一時夏眠、9月頃再び活動し、平地の雑木林から山地の樹林周辺で見られるタテハチョウの一種です。雄と雌では色合いが大きく異なり、雄の翅の裏側は、後翅に薄黄色地に茶色の線と赤褐色の帯が見られます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)がはっきりしています。しかし、雌では、翅の裏側は緑がかった地色に黒帯と白帯、翅の表側は、黒褐色の地色に白帯と白斑が目立ち、全く別種かと見間違えるほどです。幼虫は、スミレ科植物(タチツボスミレ、ツボスミレ、エイザンスミレなど)を食べます。
<名前の由来> 雌(メス)の翅が黒(クロ)ぽくなっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> オスには前翅の表側に性標が3本みられます。 |
メスグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2022年10月4日昼、東部丘陵で撮影 |
2022年10月4日昼、東部丘陵で撮影しましたが、高い木の葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
メスグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2023年10月7日昼、東部丘陵で撮影 |
2023年10月7日昼、東部丘陵で撮影しましたが、高い木の葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回の発生で、6月〜7月頃あらわれますが、低山地では真夏には一時夏眠し、9月頃再び活動するタテハチョウの一種です。翅の裏側は、薄緑色の地に銀白色の帯が3本見られます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られます。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> 翅の裏側が緑(ミドリ)色ぽくなっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> オスには前翅の表側に性標が3本みられます。 |
ミドリヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2019年10月10日午前、西尾町で撮影 |
2019年10月10日午前、西尾町で撮影しましたが、夏眠後のものと思われ、翅が痛んでいました。
ミドリヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2020年9月28日午前、玉野町で撮影 |
2020年9月28日午前、玉野町で撮影しましたが、木の幹に止まっていたところを接写しました。
ミドリヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2021年9月16日午前、五ヶ村池付近(西尾町)で撮影 |
2021年9月16日午前、五ヶ村池付近(西尾町)で撮影しましたが、ミゾソバの花で吸蜜していたところを接写しました。
ミドリヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2021年9月23日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2021年9月23日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
ミドリヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2022年6月9日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2022年6月9日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、葉に止まって翅を開閉させていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 多化性で、春から晩秋に、本州(近畿以西)から沖縄の河原、畑地、草原、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に斑模様がありますが、前翅には赤色部分が表れます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、メスの前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> メスの前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> 季節型はありませんが、オスとメスでかなり模様が異なります。 |
ツマグロヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2019年5月8日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年5月8日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。
ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2019年5月27日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年5月27日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。
ツマグロヒョウモンの蛹(タテハチョウ科) 2022年6月25日午前、築水の森(廻間町)で撮影 |
2022年6月25日午前、築水の森(廻間町)で撮影しましたが、ビオラの枝に付いていた蛹です。
ツマグロヒョウモンの幼虫(タテハチョウ科) 2023年6月10日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2023年6月10日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、葉上にいたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回の発生で、成虫は6月〜7月頃あらわれますが、低地では真夏には一時夏眠し、9月頃再び活動します。本州以西では主に山地、北海道では平地でも見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、緑がかった褐色の地に白銀の斑模様が見られますが、後翅亜外縁には褐色の紋が並んでいます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られます。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> 羽の裏(ウラ)側に、銀(ギン)色に見える斑模様を持つ、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> オスよりメスの方がやや大きく、オスには、前翅表に2本の性標がみられます。 |
ウラギンヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2019年10月15日午前、八池付近(玉野町)で撮影 |
2019年10月15日午前、八池付近(玉野町)で撮影しましたが、地表に止まっているところを望遠で捉えたものの、翅がそうとう傷んでいました。
ウラギンヒョウモン♀(タテハチョウ科) 2020年9月28日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2020年9月28日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
ウラギンヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2023年5月11日午後、宮滝大池周辺(廻間町)で撮影 |
2023年5月11日午後、宮滝大池周辺(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年2〜3回発生し、春から初秋にかけて本州の雑木林周辺、都市郊外などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に、白帯と黒の斑模様が見られます。翅の表側は、黒褐色の地に白い帯が目立ち、羽を開いているときには、1本の帯のように見えます。イチモンジチョウと酷似していますが、前翅第3室の白斑が明瞭なことと、外縁の白色斑紋がはっきりと現れないことで区別します。あまり羽をはばたかずに滑空するように飛翔しますが、比較的低いところを飛び、時々枝や葉にとまるので撮影出来ます。幼虫は、スイカズラ科植物(スイカズラ、ヒョウタンボク、タニウツギ、ハコネウツギ、ニシキウツギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開くと、前翅と後翅の模様が繋ながって、白い帯が、一(イチ)の文字(モンジ)のように見え、最初に浅間山で発見されたのでこの名が付きました。 <備考> 季節型はありません。 |
アサマイチモンジ(タテハチョウ科) 2019年7月12日午後、西尾町で撮影 |
2019年7月12日午後、西尾町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
アサマイチモンジ(タテハチョウ科) 2019年8月5日午前、内津町で撮影 |
2019年8月5日午前、内津町で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開閉していました。
アサマイチモンジ(タテハチョウ科) 2020年5月20日午前、玉野町で撮影 |
2020年5月20日午前、玉野町で撮影しましたが、フェンスに止まっているところを望遠で捉えました。
アサマイチモンジ(タテハチョウ科) 2021年9月27日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2021年9月27日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、葉上に止まっているところを接写しました。
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<特徴> 年1回の発生で、夏に成虫が出現し、山地の樹林などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。ゆるやかに、スーッと飛ぶ独特な飛び方をします。幼虫は、カエデ科植物(カエデ、ヤマモミジ、タカオカエデなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されました。 <備考> オスとメスが似ています。 |
ミスジチョウ♀(タテハチョウ科) 2021年6月24日午前、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2021年6月24日午前、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので接写できました。
ミスジチョウ♂(タテハチョウ科) 2023年5月16日午前、庄内川沿い(玉野町)で撮影 |
2023年5月16日午前、庄内川沿い(玉野町)で撮影しましたが、しばらく地表に止まっていたのを望遠で捉えました。
ミスジチョウ♂(タテハチョウ科) 2023年5月21日午前、内津川沿い(内津町)で撮影 |
2023年5月21日午前、内津川沿い(内津町)で撮影しましたが、しばらく地表に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、林縁や都市郊外などでも普通に見られる小さめのタテハチョウです。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。羽をパタパタさせながら、スーッと飛ぶ独特な飛翔を見せますが、ちょっと鈍感なのか、近づいても動かないことがあるので、結構カメラに収まってくれます。幼虫はマメ科植物(クズ、フジ、ヤマハギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されたのですが、その中では小型なので頭に「コ」がつきました。 <備考> オスとメスが似ています。 |
コミスジ(タテハチョウ科) 2019年5月6日午後、外之原町で撮影 |
2019年5月6日午後、外之原町で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので接写できました。
コミスジ(タテハチョウ科) 2019年7月12日午後、西尾町で撮影 |
2019年7月12日午後、西尾町で撮影しましたが、地表や葉上にしばらく止まっていたので接写しました。
コミスジ(タテハチョウ科) 2020年8月24日午前、玉野町で撮影 |
2020年8月24日午前、玉野町で撮影しましたが、地表に止まって翅を開閉していたのを望遠で捉えました。
コミスジ(タテハチョウ科) 2020年9月5日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2020年9月5日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、木の階段に止まって翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
コミスジ(タテハチョウ科) 2021年4月30日昼、内津町で撮影 |
2021年4月30日昼、内津町で撮影しましたが、木の階段に止まって翅を開閉していたところを接写しました。
コミスジ(タテハチョウ科) 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 通常年1回初夏に、西日本では年2〜3回、春から秋に成虫が発生し、樹林周辺、草地、露岩地、市街地などで見ることができるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は茶色地に白線が入り、後翅基部に星のような黒斑あるので、コミスジやミスジチョウなどと識別できます。また、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。軽やかに飛び、なかなかとまらないので、撮影には苦労します。幼虫は、バラ科植物(シモツケ、ホザキシモツケ、イワシモツケ、アイズシモツケ、イブキシモツケ、イワガサなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されたのですが、その中でも後翅裏側の基部に星(ホシ)のような黒斑があるのでこの名が付きました。 <備考> メスはオスよりやや大きく、翅が丸味をおびます。 |
ホシミスジ(タテハチョウ科) 2020年6月9日午前、西尾町で撮影 |
2020年6月9日午前、西尾町で撮影しましたしましたが、木の上の方に止まったのを望遠で捉えました。
ホシミスジ(タテハチョウ科) 2020年8月1日午前、筑水の森(廻間町)で撮影 |
2020年8月1日午前、筑水の森(廻間町)で撮影しましたしましたが、葉上に止まったところを接写しました。
ホシミスジ(タテハチョウ科) 2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたしましたが、葉上に止まったところを望遠で捉えました。
ホシミスジ(タテハチョウ科) 2023年5月27日午後、筑水の森(廻間町)で撮影 |
2023年5月27日午後、筑水の森(廻間町)で撮影しましたしましたが、葉上に止まったところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年2〜3回の発生で、成虫は春から夏にかけて北海道〜九州の低地の雑木林などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黒褐色地に、白斑が目立ち、翅の表側も同様ですが、口吸が鮮やかな黄色なのが特徴です。軽快に滑空するように飛んでいますが、時々羽を休めるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキなど)を食べます。
<名前の由来> 胡麻(ゴマ)のように見える斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。 <備考> メスはやや大きく、翅が丸味をおび、色が少し淡くなります。 |
ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 2021年7月21日昼、西尾町で撮影 |
2021年7月21日昼、西尾町で撮影しましたが、地表に止まって、翅を開閉していました。
ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 2023年7月22日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2023年7月22日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、地表に止まって、翅を開閉していました。
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<特徴> 年2〜3回の発生で、成虫は春から秋にかけて関東、山梨県、静岡県の平地〜低山地の樹林で見られるタテハチョウの一種ですが、日本に本来から奄美諸島に生息していたものとは違い、1990年代初めごろに中国大陸から持ち込まれたと思われる外来種です。翅の表裏ともに、黒色地に、白斑が目立ち、口吸が鮮やかな黄色なのが特徴です。春型は白化しますが、夏型には後翅亜外縁に沿って赤斑がみられます。緩やかに飛翔していますが、時々葉上で羽を休めるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ニレ科植物(エノキなど)を食べます。
<名前の由来> 胡麻(ゴマ)のように見える斑(マダラ)模様があり、夏型には後翅亜外縁に沿って赤斑(アカボシ)のある蝶という意味で命名されました。 <備考> メスは翅形が幅広くなります。 |
アカボシゴマダラの春型(タテハチョウ科) 2023年5月16日午後、隠山池周辺(木附町)で撮影 |
2023年5月16日午後、隠山池周辺(木附町)で撮影しましたが、葉上や地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋にかけて、草地、河川堤防などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしています。表側は、黄色地に黒い紋がありますが、夏型は地色が黄色っぽく、秋型は地色がオレンジっぽくなります。活発に飛び回っていますが、たまに、地上に静止することがあるので、カメラにも収まってくれます。幼虫は、クワ科のカナムグラを食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 夏型と秋型があり、秋型は成虫で越冬し、春になると飛び出します。 |
キタテハの秋型(タテハチョウ科) 2019年4月8日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年4月8日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、越冬した秋型です。
キタテハの夏型(タテハチョウ科) 2019年5月24日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年5月24日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、夏型です。
キタテハの秋型(タテハチョウ科) 2019年10月10日午前、西尾町で撮影 |
2019年10月10日午前、西尾町で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜していたのを接写しました。
キタテハの秋型(タテハチョウ科) 2020年10月12日午前、外之原町で撮影 |
2020年10月12日午前、外之原町で撮影しましたが、葉上で止まっていたのを接写しました。
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<特徴> 初夏に、平地から山地の樹林周辺、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は、褐色の地に黒斑と黒縁(青色が交じる)が見られ、体と翅の付け根に毛があります。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、ハルニレなど)、ヤナギ科植物(オオバヤナギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽の表側の模様を、昔の武士が身に着けた緋縅(ヒオドシ)の鎧に見立てて名付けられました。 <備考> 成虫で越冬するので、春先に見られる場合があります。 |
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科) 2019年4月5日午後、大谷山頂付近で撮影 |
2019年4月5日午後、大谷山頂(標高425m)付近で撮影しましたが、縄張りを張って、巡回していました。
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科) 2019年4月5日午後、弥勒山頂で撮影 |
2019年4月5日午後、弥勒山頂(標高437m)で撮影しましたが、しばらく地表に止まっていたので接写しました。
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科) 2022年4月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年4月6日午後、高森山公園(高森台)の高森山頂(標高206m)で撮影しましたが、しばらく地表に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏から秋まで、市街地から山地まで見ることができるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は黒地に瑠璃(ルリ)色の帯があり、前翅には白い模様も見られます。とても敏捷に飛びまわり、樹上や路上では羽を開いて休みますが、樹液を吸う時などは、羽を閉じるので目立たなくなります。幼虫はユリ科植物(サルトリイバラ、ホトトギスなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、翅の表側に瑠璃(ルリ)色の帯があるので、名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。また、メスがオスよりやや大きいのです。本土亜種と南西諸島亜種があります。 |
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種 2019年4月8日午後、筑水の森(廻間町)で撮影 |
2019年4月8日午後、筑水の森(廻間町)で撮影しましたが、地表に止まって翅を開閉していました。
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種 2020年4月15日午後、西尾町で撮影 |
2020年4月15日午後、西尾町で撮影しましたが、地表に止まって翅を開閉していました。
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種 2020年8月24日午前、玉野町で撮影 |
2020年8月24日午前、玉野町で撮影しましたが、木の幹に止まって翅を開閉していました。
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種 2021年4月15日午後、細野町で撮影 |
2021年4月15日午後、細野町で撮影しましたが、葉に止まっているところを接写しました。
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種幼虫 2022年8月27日午前、みろくの森(廻間町)で撮影 |
2022年8月27日午前、みろくの森(廻間町)で撮影しましたが、サルトリイバラの葉の裏にいたのを接写しました。
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種幼虫 2023年5月10日午前、みろくの森(廻間町)で撮影 |
2023年5月10日午前、みろくの森(廻間町)で撮影しましたが、サルトリイバラの葉の裏にいたのを接写しました。
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<特徴> 春から晩秋にかけて、日本各地の山地から平地の田畑や市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、赤褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていて、なかなかシャッターを切らせてくれません。幼虫は、イラクサ科植物(カラムシ、ヤブマオなど)、ニレ科植物(ケヤキ、ハルニレなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽいので、この名前が付きました。 <備考> 季節型はなく、成虫で越冬します。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。 |
アカタテハ(タテハチョウ科) 2019年4月5日午後、弥勒山頂で撮影 |
2019年4月5日午後、弥勒山頂(標高437m)で撮影しましたが、越冬した個体だと思われます。
アカタテハ(タテハチョウ科) 2021年4月21日昼、弥勒山麓(廻間町)で撮影 |
2021年4月21日昼、弥勒山麓(廻間町)で撮影しましたが、成虫越冬した個体で、地表に止まって翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
アカタテハ(タテハチョウ科) 2022年4月9日午前、中央本線沿い(玉野町)で撮影 |
2022年4月9日午前、中央本線沿い(玉野町)で撮影しましたが、線路下のコンクリート上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から晩秋にかけて、日本各地の平地から山地の草地、畑地、市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていますが、時々、花や地上に静止することがあるので、結構シャッターも切らせてくれます。幼虫は、キク科植物(
ヨモギ、ハハコグサ、ゴボウなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽく、アカタテハに比べて、やや小さく愛らしいので姫(ヒメ)が付きました。 <備考> 暖地では、成虫で越冬するので早春に見られることもあります。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。 |
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科) 2019年5月24日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年5月24日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、畑の脇のネットに止まっていたので接写しました。
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科) 2019年6月1日午後、弥勒山頂で撮影 |
2019年6月1日午後、弥勒山頂(標高437m)で撮影しましたが、しばらく地表に止まっていたので接写しました。
ヒメアカタテハ(タテハチョウ科) 2022年6月9日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2022年6月9日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、シロツメクサの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 早春から秋まで、草地や林縁などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に、さざ波のような模様が出ていて、蛇の目模様が前翅に1個、後翅に5個以上見られます。表側は茶色の地色に大きな蛇の目模様が前翅左右に1個ずつ、後翅左右に2個ずつが目立ちます。草の上を低空で、リズミカルに飛んで、各種の花で吸蜜します。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)、翅の裏側がさざ波のような模様になっているので(裏波)が付きました。 <備考> 季節型は有りません。都市部では減少してきています。 |
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2019年5月10日午後、西尾町で撮影 |
2019年5月10日午後、西尾町で撮影しましたが、葉上や木に止まっていたので接写しました。
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2019年6月1日午後、弥勒山で撮影 |
2019年6月1日午後、弥勒山で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回夏に、草原、河川堤防、林縁などで普通に見られる大型のジャノメチョウです。翅の裏側は、茶色の地色に大小の蛇の目模様が並んでいます。表側は、オスは褐色、メスは茶褐色で、いずれも前翅に2〜3個、後翅に1個の蛇の目模様がみられますが、前翅の方が大きく見えます。比較的明るいところを好み、草原を低くリズミカルに飛んでいたりしますが、なかなかカメラには収まってくれません。幼虫は、カヤツリグサ科植物(ショウジョウスゲ、ヒカゲスゲ、ノガリヤスなど)、イネ科植物(ススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されました。 <備考> オスよりメスの方が大きいです。 |
ジャノメチョウ♂(タテハチョウ科) 2019年7月2日午後、鯏川沿い(外之原町)で撮影 |
2019年7月2日午後、鯏川沿い(外之原町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので、接写できました。
ジャノメチョウ♀(タテハチョウ科) 2019年8月22日昼、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年8月22日昼、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まって、翅を開閉していたのを望遠で捉えました。
ジャノメチョウ♀(タテハチョウ科) 2019年9月14日昼、隠山池付近(木附町)で撮影 |
2019年9月14日昼、隠山池付近(木附町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まって、翅を開閉していたので、接写できました。
ジャノメチョウ♂(タテハチョウ科) 2020年6月20日午前、玉野町で撮影 |
2020年6月20日午前、玉野町で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていましたが、一瞬翅を開いたので、接写しました。
ジャノメチョウ♀(タテハチョウ科) 2020年9月5日午前、みろくの森(明知町)で撮影 |
2020年9月5日午前、みろくの森(明知町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から初秋まで、平地から低山地の樹林などで見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は灰褐色の地色に白線と大小の蛇の目模様が見られます。表側は灰褐色の地色に、後翅に小さな蛇の目模様があります。幼虫は、イネ科植物(マダケ、アズマザサなど)を食べます。
<名前の由来> 陽光を避けて、曇天や夕刻などに日陰(ヒカゲ)をよく飛びまわる蝶なので命名されました。 <備考> ナミヒカゲと呼ばれる場合があります。 |
ヒカゲチョウ(タテハチョウ科) 2019年6月1日午後、弥勒山頂で撮影 |
2019年6月1日午後、弥勒山頂(標高437m)で撮影しましたが、木の幹に止まって翅を開閉させていました。
ヒカゲチョウ(タテハチョウ科) 2019年8月26日午前、道樹山頂で撮影 |
2019年8月26日午前、道樹山頂(標高429m)で撮影しましたが、地表に止まって翅を開閉させていました。
ヒカゲチョウ(タテハチョウ科) 2020年6月8日昼、築水の森(廻間町)で撮影 |
2020年6月8日昼、築水の森(廻間町)で撮影しましたが、ハイカーのリュックに止まっていたところを接写しました。
ヒカゲチョウ(タテハチョウ科) 2020年8月3日午前、西尾町で撮影 |
2020年8月3日午前、西尾町で撮影しましたが、地表に止まって吸水していました。
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<特徴> 春から初秋まで、平地から亜高山帯などで広く見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は黒褐色の地色に白線と大小の蛇の目模様が見られます。表側は黒褐色の地色に小さな蛇の目模様があります。俊敏に飛ぶので、なかなかカメラには収まってくれません。幼虫は、イネ科植物(チシマザサ、ネザサ、クマザサなど)を食べます。
<名前の由来> 陽光を避けて曇天や夕刻によく飛びまわるヒカゲチョウの中で、黒っぽい色をしているので命名されました。 <備考> メスはオスに比べて翅の表側の色がやや淡いのです。本土亜種と御蔵島亜種があります。 |
クロヒカゲ(タテハチョウ科) 2019年5月27日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年5月27日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていました。
クロヒカゲ♀(タテハチョウ科) 2019年10月15日午前、外之原町で撮影 |
2019年10月15日午前、外之原町で撮影しましたが、地上に止まって翅を開閉していたところを望遠で捉えました。
クロヒカゲ(タテハチョウ科) 2020年5月27日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2020年5月27日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、地上に止まっていたところを望遠で捉えました。
クロヒカゲ(タテハチョウ科) 2020年6月5日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2020年6月5日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
クロヒカゲ(タテハチョウ科) 2020年7月19日午後、玉野町で撮影 |
2020年7月19日午後、玉野町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところをストロボを使って接写しました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
サトキマダラヒカゲの夏型(タテハチョウ科) 2019年7月28日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年7月28日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、暗い木陰でシャッターを切りました。
サトキマダラヒカゲの夏型(タテハチョウ科) 2019年8月3日午前、西尾町で撮影 |
2019年8月3日午前、西尾町で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので、接写しました。
サトキマダラヒカゲの春型(タテハチョウ科) 2020年5月20日午前、隠山池周辺(木附町)で撮影 |
2020年5月20日午前、隠山池周辺(木附町)で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので、接写できました。
サトキマダラヒカゲの春型(タテハチョウ科) 2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、木の幹や地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、人家や樹林周辺などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白線と大小の蛇の目模様が並んでいます。表側は茶色の地色に大小の蛇の目模様が前翅左右にそれぞれ1個ずつ目立ちますが、後翅左右の蛇の目模様は小さくてはっきりしない場合があります。林の近くを軽々とリズミカルに飛んでいますが、たまに葉や地表にとまるのでシャッターを切れるときがあります。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、メダケなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)が付きました。 <備考> 夏型は前翅の蛇の目模様が大きいです。 |
ヒメジャノメ♂(タテハチョウ科) 2019年6月6日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影 |
2019年6月6日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影しましたが、葉上で小休止したところを接写しました。
ヒメジャノメ♂(タテハチョウ科) 2019年7月28日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影 |
2019年6月6日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影しましたが、葉上で小休止したところを接写しました。
ヒメジャノメ♂(タテハチョウ科) 2019年10月15日午前、外之原町で撮影 |
2019年10月15日午前、外之原町で撮影しましたが、葉上に止まったところを望遠で捉えました。
ヒメジャノメ♀(タテハチョウ科) 2021年6月15日午前、隠山池周辺(木附町)で撮影 |
2021年6月15日午前、隠山池周辺(木附町)で撮影しましたが、葉上に止まったところを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、本州から九州の雑木林内やその周辺の暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は黒褐色の地色に白線と大小の蛇の目模様が並んでいますが、地色が濃く、白線が少し湾曲し、やや紫がかっていることで、ヒメジャノメと区別されます。表側は茶色の地色に、前翅では大小2つの蛇の目模様が左右にあり、後翅では小さいのが左右に一つずつあります。飛び方は、比較的緩やかで、葉や地表にとまりやすいので、シャッターを切れるチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、アブラススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、ジャノメチョウより小さいのでコ(小)が付きました。 <備考> 夏型は前翅の蛇の目模様が大きくなります。 |
コジャノメ春型(タテハチョウ科) 2019年6月1日午後、弥勒山(廻間町)で撮影 |
2019年6月1日午後、弥勒山(廻間町)で撮影しましたが、木の幹に止まっているところを接写しました。
コジャノメ♂(タテハチョウ科) 2019年6月1日午後、大谷山頂付近で撮影 |
2019年6月1日午後、大谷山頂(標高425m)付近で撮影しましたが、地表に止まっているところを接写しました。
コジャノメの春型(タテハチョウ科) 2020年5月20日午前、玉野町で撮影 |
2020年5月20日午前、玉野町で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたところを接写しました。
コジャノメの春型(タテハチョウ科) 2020年5月24日午後、西尾町で撮影 |
2020年5月24日午後、西尾町で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
コジャノメの春型♂(タテハチョウ科) 2021年4月30日昼、内津町で撮影 |
2021年4月30日昼、内津町で撮影しましたが、しばらく葉上に止まって翅を開閉していたところを接写しました。
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<特徴>
春から秋まで、本州(関東以南)から九州の平地〜丘陵地の樹林や農地周辺の薄暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は波状(夏型)、枯葉状(秋型)で、オスは黒褐色、メスは赤褐色です。表側は濃褐色で、前翅の先端付近に橙縁で中が白い大きめの黒斑があります。夕方主に活動し、低い位置をゆるやかに不規則に飛翔して、時々地表に止まりますし、腐果や樹液に集まるので、シャッターチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(ススキ、ジュズダマ、ヨシ、ダンチク、アブラススキ、オギ、マコモなど)を食べます。 <名前の由来> 黒(クロ)っぽくて、木の間(コノマ)でよく見られる蝶(チョウ)ということから名前の由来となりました。 <備考> 夏型と秋型があり、秋型はより大型で前・後翅の凹凸が強く、裏面が枯葉状となり、成虫で越冬します。 |
クロコノマチョウの夏型(タテハチョウ科) 2019年6月4日午前、外之原町で撮影 |
2019年6月4日午前、外之原町で撮影しましたが、地表に止まっていたところを接写しました。
クロコノマチョウの夏型♂(タテハチョウ科) 2019年8月12日午前、玉野町で撮影 |
2019年8月12日午前、玉野町で撮影しましたが、地表に止まっていたところをストロボを使って接写しました。
クロコノマチョウの秋型♀(タテハチョウ科) 2019年10月20日午後、築水の森(廻間町)で撮影 |
2019年10月20日午後、築水の森(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところ接写しました。
クロコノマチョウの秋型♀(タテハチョウ科) 2020年4月4日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2020年4月4日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
クロコノマチョウの秋型♂(タテハチョウ科) 2020年10月28日昼、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2020年10月28日昼、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
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<特徴> 春から秋まで、市街地から高山帯までいろいろなところで見られるマダラチョウの仲間です。翅の裏側と表側は黒褐色の地に浅葱(アサギ)色の斑模様が見られますが、後翅の外縁は赤褐色になります。ほとんどはばたかず、ふわふわと舞っていますが、移動性が強く、長距離の渡りをすることが知られています。幼虫は、ガガイモ科植物(キジョラン、イケマなど)を食べます。
<名前の由来> 葱(ねぎ)の若芽に因んだ青み勝ちの浅い緑青色(アサギ)をした斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。 <備考> 季節型はありません。 |
アサギマダラ♂(タテハチョウ科) 2019年10月10日午前、西尾町で撮影 |
2019年10月10日午前、西尾町で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
アサギマダラ♂(タテハチョウ科) 2020年10月12日午前、外之原町で撮影 |
2020年10月12日午前、外之原町で撮影しましたが、地表に止まっているところを望遠で捉えました。
アサギマダラ♂(タテハチョウ科) 2020年10月24日昼、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2020年10月24日昼、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
アサギマダラ幼虫(タテハチョウ科) 2021年12月25日午前、築水の森(廻間町)で撮影 |
2021年12月25日午前、築水の森(廻間町)で撮影しましたが、キジョランの葉を蝕んでいるところを接写しました。
アサギマダラ蛹(タテハチョウ科) 2022年4月25日午後、築水の森(廻間町)で撮影 |
2022年4月25日午後、築水の森(廻間町)で撮影しましたが、キジョランの葉の裏で蛹になっているところを接写しました。
アサギマダラ♀(タテハチョウ科) 2022年10月20日午前、中央線沿線(玉野町)で撮影 |
2022年10月20日午前、中央線沿線(玉野町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 通常年2回の発生で、成虫は春から夏まで、平地から山地の広葉樹林の周辺などで見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は暗色で、前翅の中央部から外縁に細い白斑が並んでいます。青緑色の光沢があり、外縁部を中心に白色の斑紋が散らばって、後翅中央部付近に青斑があります。昼の暑い時間帯は休んでいる場合が多く、夕方になると活発に飛翔し、オスは占有行動をとる性質があります。幼虫は、アワブキ科植物(アワブキ、ミヤマハハソ、ヤマビワ、ナンバンアワブキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅が、墨(スミ)を流し(ナガシ)たような模様に見えるので、この名が付きました。 <備考> 外見による雌雄の判別はなかなかたいへんです。本土亜種、奄美・沖縄亜種、八重山亜種があります。 |
スミナガシ♂(タテハチョウ科) 2023年5月30日午後、春日井市東部丘陵で撮影 |
2023年5月30日午後、春日井市東部丘陵で撮影しましたが、帽子や葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、広葉樹林の周辺などで見られますが、成虫で越冬するので、暖かい冬の日に出てくる場合があります。系統的に古い蝶といわれており、日本で生息しているのは、1属1種のみです。翅の裏側は枯葉模様で、木の枝にとまっているとわからなくなります。表側は、茶褐色の地色に大きなオレンジ斑が見られます。また、頭部に鼻のように見える下唇ひげ(パルピ)があるのが特徴となっています。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキ)を食べます。
<名前の由来> 頭部が天狗の鼻のように見えることからテングチョウと名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。本土亜種と南西諸島亜種があります。 |
テングチョウ(タテハチョウ科)本土亜種 2019年3月29日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影 |
2019年3月29日午後、筑水の森付近(廻間町)で撮影しましたが、一瞬地表に止まったのでシャッターを切りました。
テングチョウ♀(タテハチョウ科)本土亜種 2019年4月5日午後、大谷山頂付近で撮影 |
2019年4月5日午後、大谷山頂(標高425m)付近で撮影しましたが、地表に止まったので接写しました。
テングチョウ♀(タテハチョウ科)本土亜種 2022年6月13日午後、西尾町で撮影 |
2022年6月13日午後、西尾町で撮影しましたが、地表に止まったところを望遠で捉えました。
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<特徴> 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、丘陵地から山地の雑木林(落葉広葉樹)で見られます。翅の表側の前翅は、オスではだいたい一様に暗褐色ですが、メスでは地色がオスより淡く、中央部に白っぽい帯があるので、識別できます。後翅表面は、共にだいたい一様に暗褐色の地色に橙黄色紋が目立ちます。裏側は、表とほぼ同じです。飛び方が早く、撮影するのに苦労しましたが、たまに葉や地表にとまるのでシャッターを切れるときがあります。幼虫は、ブナ科(クヌギ、コナラ、カシワ、ミズナラなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、山地で多く見られるので深山(ミヤマ)の名が付きました。 <備考> 季節型はありません。 |
ミヤマセセリ♂(セセリチョウ科) 2022年4月20日午前、東部丘陵で撮影 |
2022年4月20日午前、東部丘陵で撮影しましたが、地表に止まったところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から初秋まで、北海道〜九州の山地から平地にある雑木林の林縁で見られるセセリチョウの仲間ですが、関東地方では年3回の発生となります。翅の表側は黒っぽく、前翅に大きな白斑が目立ち、後翅に白帯がはっきり現れるのが「関西型」、不明瞭なのが「関東型」とされています。翅の裏側もほぼ同様ですが、常に羽を開いてとまるので、裏側を撮影するのはなかなか難しいのです。また、結構敏捷に飛んでいます。幼虫は、ヤマイモ科植物(ヤマノイモ、トコロ、ツクネイモニガガショウ、ヒメドコロなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、江戸時代の大名(ダイミョウ)家の羽織袴の紋所を連想させることから名付けられたとか...。 <備考> 季節型はありません。 |
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2019年5月3日午後、内津峠付近(内津町)で撮影 |
2019年5月3日午後、内津峠付近(内津町)で撮影しましたが、後翅の白帯がやや明瞭なタイプです。
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2019年9月14日昼、玉野町で撮影 |
2019年9月14日昼、玉野町で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので接写できました。
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2020年5月20日午前、玉野町で撮影 |
2020年5月20日午前、玉野町で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを接写しました。
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2020年5月27日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2020年5月27日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から初秋まで、平地や山地などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は麦わら色で白斑があり、黒い脈が目立つのが特徴です。表側は、黒褐色の地色ですが、前翅には白斑が見られます。幼虫は、イネ科植物(メダケ、ミヤコザサなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では小型で茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 春型と夏型がありますが、夏型は羽を縁取る縁毛が白黒交互になります。 |
コチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年5月24日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年5月24日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
コチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年8月22日午前、築水の森(廻間町)で撮影 |
2019年8月22日午前、築水の森(廻間町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたので接写しました。
コチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2022年9月4日午前、JR中央本線沿線(玉野町)で撮影 |
2022年9月4日午前、JR中央本線沿線(玉野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 普通年1化で、夏の間、本州(東北地方南部以南)から九州の平地から低山地の雑木林周辺で見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は、黄褐色の地色に銀白紋が見られまますが、表側は、黒褐色の地色に前翅にだけやや大きめの白斑が目立ちます。セセリチョウの中では比較的ゆるやかに飛ぶので、撮影のチャンスがあります。幼虫は、イネ科植物(ススキ、オオアブラススキ、カリヤス、カリヤスモドキなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では翅が細く見えることから名付けられました。 <備考> メスは前翅が丸みをおびます。愛知県レッドリスト準絶滅危惧 |
ホソバセセリ♀(セセリチョウ科) 2019年7月28日午後、東部丘陵で撮影 |
2019年7月28日午後、東部丘陵で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを接写しました。
ホソバセセリ♂(セセリチョウ科) 2020年7月19日午後、東部丘陵で撮影 |
2019年7月28日午後、東部丘陵で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、関東以西の河川堤防、公園、草地などで普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色の地色に白色の小斑点が見られますが、はっきりしない場合があります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(チガヤ、ススキなど)、カヤツリグサ科植物を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 南西諸島では、1年中見られます。季節型はありません。 |
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年7月28日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年7月28日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年8月3日午前、西尾町で撮影 |
2019年8月3日午前、西尾町で撮影しましたが、葉上でしばらく止まっていたので、接写できました。
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2021年8月31日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2021年8月31日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜していたところを接写しました。
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<特徴> 初夏から秋まで、市街地や草原、山地などいたる所で普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、特に後翅の白銀模様が一列になった、一文字模様を見せるのが特徴です。表側は裏側より濃い茶色の地色に白銀模様が見られます。一見ガの仲間と見間違えやすく、集団で移動することが知られています。幼虫は、イネ科、カヤツリグサ科の各種を食べますが、特にイネに有害で、駆除の対象とされています。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後羽の白色の斑紋が一列(一文字)に並んでいるところから名付けられました。 <備考> 幼虫は、別名:イネツトムシとも呼ばれています。 |
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2019年8月27日昼、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年8月27日昼、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜していました。
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2020年8月24日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影 |
2020年8月24日午前、鯏川沿い(木附町)で撮影しましたが、ヒャクニチソウの花で吸蜜していたところを接写しました。
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2020年9月12日午前、内津町で撮影 |
2020年9月12日午前、内津町で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2021年8月31日午前、庄内川沿い(玉野町)で撮影 |
2021年8月31日午前、庄内川沿い(玉野町)で撮影しましたが、ランタナの花で吸蜜していたところを接写しました。
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2021年9月10日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影 |
2021年9月10日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏から初秋まで、河川や雑木林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色と山吹色のまだら模様が目立ちます。表側は、褐色の地色に山吹色の帯が見られます。ジェット戦闘機のように敏速に飛ぶので、なかなかカメラに収まってはくれません。幼虫は、イネ科植物(ススキ、ジュズダマ、アズマネザサ、ミヤコザサなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、黄色地に黒っぽい斑模様が見られるところから名付けられました。 <備考> 春型は、夏型に比べて大きくなります。 |
キマダラセセリ(セセリチョウ科) 2019年7月12日午後、西尾町で撮影 |
2019年7月12日午後、西尾町で撮影しましたが、葉上で小休止しているところを接写しました。
キマダラセセリ(セセリチョウ科) 2019年8月22日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年8月22日午前、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
キマダラセセリ(セセリチョウ科)2020年6月20日午前、玉野町で撮影 |
2020年6月20日午前、玉野町で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
キマダラセセリ(セセリチョウ科)2021年6月24日午前、外之原町で撮影 |
2021年6月24日午前、外之原町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。
キマダラセセリ(セセリチョウ科)2021年9月15日午前、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2021年9月15日午前、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
キマダラセセリ(セセリチョウ科) 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏から秋まで、草原や樹林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、イチモンジセセリでは、後翅の白銀模様が一列に並ぶのに対して、本種ではジグザクになります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(アズマネザサ、メダケ、ヤダケカンチク、ススキ、チガヤなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では大型で茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影 |
2019年6月17日午後、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年6月26日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影 |
2019年6月26日午後、西高森山麓(廻間町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたので接写しました。
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2019年7月20日午後、内津町で撮影 |
2019年7月20日午後、内津町で撮影しましたが、葉上にしばらく止まっていたので接写出来ました。
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2020年6月20日午前、玉野町で撮影 |
2020年6月20日午前、玉野町で撮影しましたが、ノアザミの花で吸蜜しているところを接写しました。
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2021年6月15日午前、隠山池周辺(木附町)で撮影 |
2021年6月15日午前、隠山池周辺(木附町)で撮影しましたが、ノアザミの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
オオチャバネセセリ(セセリチョウ科) 2022年6月13日午後、西尾町で撮影 |
2022年6月13日午後、西尾町で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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