<蝶の写真集> シロチョウ科
ツマグロキチョウ
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<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に2本の互いに並行した黒条が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(カワラケツメイ、アレチケツメイ)を食べます。
<名前の由来> 前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている黄色いチョウという意味で命名されました。 <備考> 夏型と秋型があり、成虫で越冬します。 |
☆生息状況
●環境省レッドリスト 絶滅危惧TB類(EN)
●愛知県レッドデータブック(2020) 準絶滅危惧(NT)
●春日井市内での希少度 ★★★★☆
農地開発や工業化、宅地化、河川整備等によって、幼虫の食餌植物であるカワラケツメイ群落が激減し、全国的に著しく減少しましたが、市内ではアレチケツメイ群落に乗り換えることで存続しています。以前に比べると生息域は狭まっていて、夏型の成虫はあまり多くなく、幼虫の食餌植物周辺にしかいません。しかし、秋型成虫は結構広範囲で確認できるものの、越冬個体は多くはありません。
ツマグロチョウの秋型(シロチョウ科) 2019年10月5日午後、東部丘陵で撮影 |
2019年10月5日午後、東部丘陵で撮影しましたが、飛翔しているところはうまく撮れませんでした。
ツマグロチョウの秋型(シロチョウ科) 2019年10月10日午後、東部丘陵で撮影 |
2019年10月10日午後、東部丘陵で撮影しましたが、センダングサの花で吸蜜しているところを接写しました。
ツマグロチョウの秋型(シロチョウ科) 2021年4月19日午後、春日井市中部で撮影 |
2021年4月19日午後、春日井市中部で撮影しましたが、成虫越冬した個体で、カラスノエンドウの花で吸蜜しているところを接写しました。
ツマグロチョウの夏型(シロチョウ科) 2021年6月24日午後、春日井市中部で撮影 |
2021年6月24日午後、春日井市中部で撮影しましたが、地表に止まっているところを望遠で捉えました。
ツマグロチョウの秋型(シロチョウ科) 2022年9月30日昼、春日井市中部で撮影 |
2022年9月30日昼、春日井市中部で撮影しましたが、葉上に止まっているところを望遠で捉えました。
ツマグロチョウの秋型(シロチョウ科) 2022年10月10日午後、春日井市西部で撮影 |
2022年10月10日午後、春日井市西部で撮影しましたが、センダングサの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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