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<蝶の写真集> シジミチョウ科

サツマシジミ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

サツマシジミ(薩摩小灰)
学 名 Udara albocaerulea
科 名 シジミチョウ科 
亜科名 ヒメシジミ亜科
族 名 ヒメシジミ族
属 名 サツマシジミ属
時 期 年4〜6回、4月〜11月
分 布 本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄
大きさ (前翅長)13-16mm
(開張)33-35mm
生育地 森林、公園、人家周辺など

<特徴>
 多化性で、成虫は春から秋まで、雑木林や人家の周辺をやや緩やかに飛んでいる、白っぽいシジミチョウです。翅の裏側は、灰色地に小さい黒斑が並んでいます。表側はオスの前翅は淡紫青色に白班がありますが、メスでは黒縁部分が広くなります。幼虫は、ハイノキ科、スイカズラ科、モチノキ科、ミズキ科など、各種の植物の花やつぼみを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、鹿児島県の薩摩(サツマ)地方でよく見られたので名付けられました。

<備考>
 近年の地球温暖化の影響で北上する蝶の一つとされています。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井市内での希少度 ★★★★☆
 南方系の蝶で、もともとは愛知県にいなかったのですが、地球温暖化の影響で北上してきていて、2010年には、愛知県内の東部で発生が確認され、近年、知多半島や渥美半島では定着していましたが、2023年に初めて市内でも確認されました。平地から山地まで、様々な環境で生息可能ですが、都市近郊でも草地、雑木林周辺、人家周辺などで、幼虫の食餌植物であるハイノキ科、スイカズラ科、モチノキ科、ミズキ科などの周辺や湿った場所での吸水しているのが見られる可能性があります。

☆生態写真

サツマシジミ♂ (シジミチョウ科) 2023年6月18日午前、東部丘陵で撮影

 2023年6月18日午前、東部丘陵で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。


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