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<蝶の写真集> シジミチョウ科

ウラゴマダラシジミ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

ウラゴマダラシジミ
(裏胡麻斑小灰)
学 名 Artopoetes pryeri
科 名 シジミチョウ科
亜科名 ミドリシジミ亜科
族 名 ミドリシジミ族
属 名 ウラゴマダラシジミ属
時 期 年1回、5月〜6月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)17-25mm
(開張)40-45mm  
生育地 平地から山地の山沿いの樹林周辺等

<特徴>
 年1回の発生で、成虫は、晩春〜初夏に平地から山地の山沿いの樹林周辺などで見られる、シジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は青白色分を囲むように外縁黒帯があります。裏側は白地に黒小点(胡麻斑)列が目立ちます。オスは表側の白斑がメスより広くなることで識別できます。林の中をぬうように緩やかに飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できます。幼虫は、モクセイ科植物(イボタノキ、ミヤマイボタ、オオバイボタ、サイゴクイボタなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の裏側に胡麻斑(ゴマダラ)が見られることから名付けられました。

<備考>
 各地で微妙な地理的な変異があります。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井市内での希少度 ★★★★☆
 市内でも丘陵地から低山帯に比較的見られたものの、本種の産地は開発によって滅亡したところが多く、現在は東部丘陵中心に生息しています。宅地化や工業団地化などの開発で幼虫の食餌植物であるイボタノキが伐採され、成虫活動域内での蜜源植物の減少などで、低標高地では生存が脅かされてきています。

☆生態写真

ウラゴマダラシジミ(シジミチョウ科) 2019年6月4日午後、玉野町で撮影

 2019年6月4日午後、玉野町で撮影しましたが、翅は開いてくれませんでした。


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