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<蝶の写真集> タテハチョウ科

シータテハ

データ 生息状況 生態写真

☆データ

シータテハ(C立翅)
学 名 Polygonia c-album
科 名 タテハチョウ科
亜科名 タテハチョウ亜科
族 名 タテハチョウ族
属 名 キタテハ属
時 期 年2回、7月〜10月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)24-30mm
(開張)60-70mm
生育地 山地の渓谷沿いの林道など

<特徴>
 年2回の発生で、成虫は夏から秋にかけて、山地の渓谷沿いの林道などで見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、白くCの字が浮かび上がって見えるのが特徴です。表側は、褐色の地に黒い紋がありますが、夏型は地色が黄色っぽくなります。かなり敏捷に飛びまわるのですが、たまに、地上に静止することもあるので、結構カメラにも収まってくれます。幼虫は、ニレ科植物(ハルニレ、エノキ、オヒョウなど)、イラクサ科植物(コアカソ)などを食べます。

<名前の由来>
 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、羽の裏側にC(シー)の字の文様が、見られるので名付けられました。

<備考>
 夏型と秋型があり、秋型は成虫で越冬し、春に見られることがあります。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●埼玉県レッドデータブック(2008) 

●県内での希少度 ★★★☆☆
 埼玉県下では、JR八高線以西の丘陵地から山地で、夏から秋まで見られるタテハチョウの仲間ですが、ごく希に平地で見られる場合もあります。丘陵地から山地の落葉広葉樹林周辺、草地などに生息し、幼虫の食餌植物であるニレ科植物(ハルニレ、オヒョウなど)、イラクサ科植物(コアカソ)などの周辺や成虫の蜜源となるアザミ類、ヒヨドリバナなどの各種花、地表での吸水、樹液、腐った果実で観察できます。

☆生態写真

シータテハの秋型(タテハチョウ科) 2006年8月20日午後、小倉沢(秩父市)で撮影

 2006年8月20日午後、小倉沢(秩父市)の標高約900m地点で撮影しましたが、地表にとまっていました。

シータテハの秋型(タテハチョウ科) 2012年9月9日午前、小倉沢(秩父市)で撮影

 2012年9月9日午前、小倉沢(秩父市)の標高約900m地点で撮影しましたが、地表にとまっていました。

シータテハの夏型(タテハチョウ科) 2013年7月20日午前、三国峠付近(秩父市)で撮影

 2013年7月20日午前、標高1,740mにある三国峠付近(秩父市)で撮影しましたが、地表にとまっていました。

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