<蝶の写真集> タテハチョウ科
イシガケチョウ
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<特徴> 春から秋まで、西日本の渓流沿いの樹林などで見ることができるタテハチョウの一種です。翅の裏側と表側は、白色または乳白色で、縦横に細い線が交叉した独特の文様が見られます。いくども羽ばたきながら、滑空するような変わった飛び方をしています。幼虫は、クワ科植物(イヌビワ、イチヂク、オオイタビなど)を食べます。
<名前の由来> 羽の模様を石崖(石垣)に例えて名付けられました。 <備考> 別名:イシガキチョウ(石垣蝶) |
☆生息状況
●環境省レッドリスト ―
●愛知県レッドデータブック(2020) ―
●春日井市内での希少度 ★★★★☆
以前は市内には生息していなかったのですが、地球温暖化の影響で生息域が北上し、2000年代から愛知県南部での目撃情報が増加し、2020年代から愛知県知多半島での生息も確認されるようになりました。2022年に市内でも目撃情報がありましたが、2023年には、弥勒山麓で蛹が発見され、羽化も確認されています。雑木林の中で、幼虫の食餌植物であるクワ科植物(イヌビワ、イチヂク、オオイタビなど)周辺や地表での吸水に来たところを観察できる可能性があります。
☆生態写真 (春日井市内の写真はありません)
イシガケチョウ(タテハチョウ科) 1998年1月11日、与論島(鹿児島県)の供利漁港近く |
1998年1月11日に与論島(鹿児島県)の供利漁港近くを歩いていたら、道ばたに見つけました。白い羽に幾何学的な模様があって何とも言えないきれいな蝶でした。しばらく、じっとしていてくれたので何枚かシャッターを切って、しばらくみとれていました。
イシガケチョウ(タテハチョウ科) 2006年2月25日「多摩動物公園」(東京都)の昆虫生態園で撮影 |
2006年2月25日「多摩動物公園」(東京都)の昆虫生態園で撮影しましたが、人工飼育されているもので、多くの亜熱帯産の蝶が館内を飛び交っていました。
イシガケチョウ(タテハチョウ科) 2006年5月4日午前、知名崎(沖縄県南城市)で撮影 |
2006年5月4日午前、知名崎(沖縄県南城市)で撮影しました。
イシガケチョウ(タテハチョウ科) 2006年5月5日午後、東村(沖縄県)で撮影 |
2006年5月5日午後、東村(沖縄県)で撮影しましたが、雨上がりの林道で集団吸水していました。
イシガケチョウ(タテハチョウ科) 2008年10月9日午前、佐多岬(鹿児島県南大隅町)で撮影 |
2008年10月9日午前、佐多岬(鹿児島県南大隅町)で撮影しましたが、地表にとまっていました。
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