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<蝶の写真集> タテハチョウ科

ミスジチョウ

データ 生息状況 生態写真 雌雄比較

☆データ

ミスジチョウ(三筋蝶)
学 名 Neptis philyra
科 名 タテハチョウ科
亜科名 イチモンジチョウ亜科
族 名 ミスジチョウ族
属 名 ミスジチョウ属
時 期 年1回、6月〜7月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)31-37mm
(開張)65mm前後
生育地 山地の樹林など

<特徴>
 年1回の発生で、夏に成虫が出現し、山地の樹林などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。ゆるやかに、スーッと飛ぶ独特な飛び方をします。幼虫は、カエデ科植物(カエデ、ヤマモミジ、タカオカエデなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されました。

<備考>
 オスとメスが似ています。

☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井市内での希少度 ★★★★☆
 市内での各種調査では、確認されていませんが、隣接する瀬戸市定光寺地区には、確実に生息しています。その中で、近年になって春日井市東部丘陵での目撃情報がいくつか出るようになり、見られる可能性が増えてきていると思われます。幼虫の食樹植物はカエデ科植物なのでその周辺で確認できる可能性もあります。

☆生態写真

ミスジチョウ♀(タテハチョウ科) 2021年6月24日午前、道樹山麓(細野町)で撮影

 2021年6月24日午前、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、しばらく葉上に止まっていたので接写できました。

ミスジチョウ♂(タテハチョウ科) 2023年5月16日午前、庄内川沿い(玉野町)で撮影

 2023年5月16日午前、庄内川沿い(玉野町)で撮影しましたが、しばらく地表に止まっていたのを望遠で捉えました。

ミスジチョウ♂(タテハチョウ科) 2023年5月21日午前、内津川沿い(内津町)で撮影

 2023年5月21日午前、内津川沿い(内津町)で撮影しましたが、しばらく地表に止まっていたのを望遠で捉えました。

 ☆雌雄比較 

オス  メス
   
ミスジチョウ♂ 2016年5月17日撮影 ミスジチョウ♀ 2013年7月21日撮影

 オスは、裏側の後翅前縁から最初の支脈までの間隔が広くなります。
 メスは、裏側の後翅前縁から最初の支脈までの間隔が狭く、オスより大型なので、識別できます。

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