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春日井市内の蝶の観察と写真、資料を掲載しています。

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<蝶の写真集> シジミチョウ科

ウラナミシジミ

データ 生息状況 生態写真 雌雄比較

☆データ

ウラナミシジミ (裏波小灰)
学 名 Lampides boeticus
科 名 シジミチョウ科 
亜科名 ヒメシジミ亜科
族 名 ヒメシジミ族
属 名 ウラナミシジミ属
時 期 年5〜6回、7月〜11月
分 布 本州〜沖縄
大きさ (前翅長)13-18mm
(開張)28-34mm
生育地 耕作地、河川敷など

<特徴>
 年5〜6回の発生で、成虫は、夏から秋まで、本州から沖縄の耕作地や河川敷などで見られるシジミチョウの仲間です。翅の裏側は、白と褐色のさざ波模様があり、後翅隅に2つの黒斑と橙色の部分が見られ、尾状突起があります。表側は、青紫色ですが、メスではまわりの黒縁取りが大きくなります。幼虫は、マメ科植物(フジマメ、アヅキ、クズなど)のつぼみ、花、実を食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、羽の裏(ウラ)側にさざ波(ナミ)模様があるので、この名が付きました。

<備考>
 食草を求めて北へ北へと移動する習性を持っています。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井市内での希少度 ★☆☆☆☆
 ほぼ市内全域で、成虫は夏から晩秋まで見られるシジミチョウの仲間です。しかし、市内では越冬できないと考えられ、南部で冬を越したものが、暖かくなると世代交代しながら北上して、市内に到達するので、年によって見られる時期が変わります。幼虫の食餌植物であるマメ科植物(フジマメ、アヅキ、クズなど)が生える草地や農地でよく見られ、秋の各種野草の花で吸蜜するので、観察できます。

☆生態写真

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年8月19日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影 

 2019年8月19日午前、八田川沿い(南花長町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年8月25日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影 

 2019年8月25日午後、朝宮公園(朝宮町)で撮影しましたが、葉上に止まって翅を開閉していたところを望遠で捉えました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年8月27日午前、庄内川河川敷(下津町)で撮影 

 2019年8月27日午前、庄内川河川敷(下津町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。

ウラナミシジミ♂♀ (シジミチョウ科) 2019年9月29日午後、庄内川河川敷(追進町)で撮影 

 2019年8月27日午前、庄内川河川敷(追進町)で撮影しましたが、葉上に止まって交尾していたところを接写しました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年10月1日昼、道樹山麓(細野町)で撮影 

 2019年10月1日昼、道樹山麓(細野町)で撮影しましたが、花や葉上に止まっていました。

ウラナミシジミ♀ (シジミチョウ科) 2019年10月4日午前、王子製紙春日井工場周辺(王子町)で撮影

 2019年10月4日午前、王子製紙春日井工場周辺(王子町)で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを接写しました。

ウラナミシジミ♀ (シジミチョウ科) 2019年10月15日昼、玉野町で撮影

 2019年10月15日昼、玉野町で撮影しましたが、花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年10月16日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影

 2019年10月16日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜していたところを接写しました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影 

 2019年10月28日午後、落合公園(東野町)で撮影しましたが、セイタカアワダチソウの花で吸蜜していたところを接写しました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2020年8月27日午前、庄内川河川敷(上条町)で撮影

 2020年8月27日午前、庄内川河川敷(上条町)で撮影しましたが、葉上に止まっているところを接写しました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2020年10月12日午後、大池緑地(西山町)で撮影

 2020年10月12日午後、大池緑地(西山町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを接写しました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2021年9月16日昼、西尾町で撮影

 2021年9月16日昼、西尾町で撮影しましたが、葉上で止まっていたところを接写しました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2022年10月1日午後、八田川沿い(追進町)で撮影 

 2022年10月1日午後、八田川沿い(追進町)で撮影しましたが、タネツケバナで吸蜜しているところを望遠で捉えました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2022年10月1日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影 

 2022年10月1日午後、八田川沿い(勝川新町)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。

ウラナミシジミ (シジミチョウ科) 2022年10月10日午後、地蔵川沿い(森山田町)で撮影 

 2022年10月10日午後、地蔵川沿い(森山田町)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。

 ☆雌雄比較 

オス
   
ウラナミシジミ♂ (シジミチョウ科) 2012年10月8日午前、狭山丘陵(入間市)で撮影
メス
   
 ウラナミシジミ♀ (シジミチョウ科) 2014年10月19日午後、八丁湖公園(比企郡吉見町)で撮影

 オスの表側は、淡紫色で外縁だけが細く暗色になり、後翅外縁の黒点列はあまりはっきりしません。
 メスの表側は、暗褐色部が広く、中央部が青紫色になり、後翅外縁の白く縁取られた黒点列が目立ちます。


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