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春日井市内の蝶の観察と写真、資料を掲載しています。

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<蝶の写真集> タテハチョウ科

ゴマダラチョウ

データ 生息状況 生態写真 近似種比較

☆データ

ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶)
学 名 Hestina japonica
科 名 タテハチョウ科
亜科名 コムラサキ亜科
属 名 アカボシゴマダラ属
時 期 年2〜3回、5月〜8月
分 布 北海道〜九州
大きさ (前翅長)35-50mm
(開張)60-85mm
生育地 低地の雑木林など

<特徴>
 年2〜3回の発生で、成虫は春から夏にかけて北海道〜九州の低地の雑木林などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黒褐色地に、白斑が目立ち、翅の表側も同様ですが、口吸が鮮やかな黄色なのが特徴です。軽快に滑空するように飛んでいますが、時々羽を休めるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキなど)を食べます。

<名前の由来>
 胡麻(ゴマ)のように見える斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。

<備考>
 メスはやや大きく、翅が丸味をおび、色が少し淡くなります。


☆生息状況
●環境省レッドリスト 

●愛知県レッドデータブック(2020) 

●春日井市内での希少度 ★★☆☆☆
 ほぼ市内全域で、春から夏まで見られるタテハチョウの仲間ですが、数はそれほど多くありません。平地から丘陵地の落葉広葉樹林に主に生息しているものの、都市近郊の寺社林、屋敷林、公園や学校で、幼虫の食餌植物であるニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキなど)がある周辺でも見られます。成虫は、カシ類(クヌギ、シラカシなど)の樹液や腐った果実に集まるので、そこでも観察できます。

☆生態写真

ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 2019年5月13日午後、庄内川河川敷(下津町)で撮影

 2019年5月13日午後、庄内川河川敷(下津町)で撮影しましたが、葉上に止まって、翅を開閉していました。

ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 2021年5月10日午後、庄内川河川敷(下津町)で撮影

 2021年5月10日午後、庄内川河川敷(下津町)で撮影しましたが、エノキの葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。

ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 2021年7月21日昼、西尾町で撮影

 2021年7月21日昼、西尾町で撮影しましたが、地表に止まって、翅を開閉していました。

ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 2021年7月25日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影

 2021年7月25日午後、潮見坂平和公園(大泉寺町)で撮影しましたが、葉上に止まって、翅を開閉していました。

ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 2023年7月22日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影

 2023年7月22日午前、築水池周辺(廻間町)で撮影しましたが、地表に止まって、翅を開閉していました。

☆近似種比較 

アカボシゴマダラ  ゴマダラチョウ
   
アカボシゴマダラ夏型(タテハチョウ科)  ゴマダラチョウ(タテハチョウ科) 

 アカボシゴマダラ夏型は、後翅亜外縁に沿って赤斑が現れます。
 ゴマダラチョウは、後翅亜外縁に沿って赤斑がありません。

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