<春日井市の蝶>
高森山公園の蝶
2022年以降、春日井市高森台の高森山公園(愛知県)で撮った写真です。(現在31種)
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高森山公園は、愛知県春日井市高森台に位置する都市公園(特殊公園)で、面積は約16.71ヘクタールあります。中心にある標高206mの高森山には、散策コースや東屋などが設けられ、テニスコート4面と広いグラウンドもあり、多くの市民の憩いの場となってきました。1965年(昭和40)に山火事が起き、中腹以上が裸山や低木林になってしまいましが、それを自然の姿に復元するために、高蔵寺ニュータウンの住民が力を合わせて、「ドングリ作戦」(ドングリを埋めて緑を育てる)を実施、木々に覆われた豊かな森へと再生されます。現在では、鳥や小動物、蝶やカブトムシなどの昆虫が生息する自然豊かな公園となりました。
高森山公園の地図 |
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<特徴> 初春から晩秋まで、海岸から高山帯の河川敷、畑地、草地などで普通に見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黄色地に、黒い帯と線できれいな模様があり、後翅には、青または赤の紋も見られます。飛翔力が強く、元気に飛びまわるので、追いかけて撮影するのはたいへんです。幼虫は、セリ科植物(ニンジン、セリ、シシウドなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、黄色っぽいので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方がかなり大きいのです。 |
キアゲハの夏型(アゲハチョウ科) 2022年7月8日昼、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年7月8日午昼、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、高森山山頂で止まっていたところを望遠で捉えました。
キアゲハの春型(アゲハチョウ科) 2023年4月2日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年4月2日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、ツツジの鼻に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から夏まで、山地から都市周辺の公園、樹林、草地、人家付近など様々な場所で見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅にオレンジ色の斑紋が見られ、オスには、白帯もあります。幼虫は、ミカン科植物(カラタチ、カラスザンショウなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、全体に黒(クロ)っぽいので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。本土・奄美亜種と沖縄・八重山亜種があります。 |
クロアゲハ♀(アゲハチョウ科)本土・奄美亜種 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 普通年2回の発生で、春から秋まで、本州の関東地方以西から沖縄の低山地の常緑樹林などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅に白黄色の大きな斑紋があり、外縁部にはオレンジ色の弦月紋が見られます。ゆうゆうと飛んでいますが、時々木々にとまるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ミカン科植物(キハダ、カラタチ、カラスザンショウ、サンショウなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、後翅の白黄紋(モンキ)が目立つので、名付けられました。 <備考> メスはオスより大きく、褐色となります。 |
モンキアゲハ(アゲハチョウ科) 2023年6月5日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年6月5日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、公園、山地の照葉樹林、海岸付近などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒褐色地に青緑色の帯が目立ちます。飛翔力が強く、元気に空高く飛んでいくのを見かけます。幼虫は、クスノキ科植物(クスノキ、ヤブニッケイ、タブノキなど)を食べます。
<名前の由来> 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、羽に青緑色の筋(アオスジ)が目立つので、名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。 |
アオスジアゲハの夏型(アゲハチョウ科) 2023年7月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年7月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで普通に見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に小さな点のような模様が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(メドハギ、ネムノキなど)を食べます。
<名前の由来> 黄色いチョウという意味で命名されましたが、その後沖縄県産のキチョウと区別するために、その北(キタ)に生息しているのでこの名前になりました。 <備考> 夏型と秋型があります。 |
キタキチョウの秋型(シロチョウ科) 2022年10月15日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年10月15日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで見られる黄色っぽいチョウですが、成虫で越冬するので、冬から早春に見られることもあります。翅の裏側は、黄色地に2本の互いに並行した黒条が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(カワラケツメイ、アレチケツメイ)を食べます。
<名前の由来> 前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている黄色いチョウという意味で命名されました。 <備考> 夏型と秋型があります。環境省レッドデータブック絶滅危惧TB類 |
ツマグロチョウの秋型(シロチョウ科) 2022年10月15日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年10月15日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まったり、吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、日本中で普通に見られるチョウで、最もなじみの深いものの一つです。野原や畑などを白っぽいチョウがフワフワと飛んでいて、いろいろな花にとまって蜜を吸ったりしています。幼虫は、キャベツや大根の葉を食するので、害虫にされています。モンキチョウのメスやスジグロシロチョウと見間違えることがあります。
<名前の由来> 羽に紋のある白いチョウという意味で命名されています。 <備考> 春型と夏型があり、春型は小型で黒っぽい感じがします。 |
モンシロチョウの春型(シロチョウ科) 2023年5月1日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年5月1日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜しているところを望遠で捉えました。
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<特徴> |
ウラギンシジミ♀ (シジミチョウ科) 2022年11月8日午後高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年11月8日午後高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で翅を開いたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年4〜5回の発生で、成虫は春から秋まで、平地から丘陵地の照葉樹林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側はオスは、暗紫いろで、メスは紫青色部分を囲むように外縁黒帯があります。裏側は、目立たない濃褐色で、黒っぽい斑と帯が明瞭に見られます。夕方になると林の中をすばやく飛翔しますが、たまに地表で吸水してくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(マテバシイ、シリブカガシなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝き、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 季節型は有りません。近年、東海から関東地方へ分布域を拡大しています。 |
ムラサキツバメ(シジミチョウ科) 2023年10月13日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年10月13日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上にしばらく静止していたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回、晩春から初夏に平地、低山のコナラ・クヌギの雑木林などで見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は、赤っぽい橙色で、裏側は橙色の地に銀白色の条線が見られます。オスは夕方になると盛んに飛びまわりますが、日中は林の中等で休んでいるので、撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(クヌギ、コナラ、カシワ、ミズナラなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、表側も裏側も赤(アカ)っぽく見えるところから名付けられました。 <備考> 季節型はありません。 |
アカシジミ(しじみちょう科) 2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られ、小型ですが、オレンジ色が目立つためにしばしば目を引きます。特に、春型が鮮やかで、近づいて観察するととても愛らしいのです。地面近くを忙しそうに飛び、各種の花にとまって蜜を吸ったりしていますが、あまり動かない時もあって、よくカメラに収まってくれます。幼虫は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどを食べます。
<名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられました。 <備考> 春型と夏型があり、春型の方が色が鮮やかです。 |
ベニシジミの春型♀(シジミチョウ科) 2022年3月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年3月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
ヤマトシジミ♂ (シジミチョウ科) 2022年10月15日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年10月15日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、カタバミの花で吸蜜していたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、草地や河原で普通に見られる小型のシジミチョウです。後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、表側はオスは、青紫色ですが、メスは黒っぽくなります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、マメ科植物(シロツメクサ、ゲンゲ、ナンテンハギ、ヤマハギ、コマツナギなど)を食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ツバメシジミの春型♀(シジミチョウ科) 2022年4月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年4月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、平地、人家周辺、河川敷や堤防周辺などで見られる小型のシジミチョウの外来種(原産地は中国・台湾)です。表側は黒色で、後翅の後縁に淡白色の小斑が並ぶ、裏側には、白色に大きめの黒色斑が散布されていて、後翅の尾状突起の基部あたりに橙色斑があります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、ベンケイソウ科のツルマンネングサ、メキシコマンネングサなどを食します。 <名前の由来> 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることからツバメ、表側が黒いのでクロ、台湾から来たので霧社(ムシャ)が付いています。 <備考> 日当たりの良い場所を好みます。 |
ムシャクロツバメシジミ (シジミチョウ科) 2023年7月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年7月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 多化性で、春から晩秋に、本州(近畿以西)から沖縄の河原、畑地、草原、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に斑模様がありますが、前翅には赤色部分が表れます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、メスの前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。
<名前の由来> メスの前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。 <備考> 季節型はありませんが、オスとメスでかなり模様が異なります。 |
ツマグロヒョウモン♂(タテハチョウ科) 2023年5月1日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年5月1日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、林縁や都市郊外などでも普通に見られる小さめのタテハチョウです。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。羽をパタパタさせながら、スーッと飛ぶ独特な飛翔を見せますが、ちょっと鈍感なのか、近づいても動かないことがあるので、結構カメラに収まってくれます。幼虫はマメ科植物(クズ、フジ、ヤマハギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されたのですが、その中では小型なので頭に「コ」がつきました。 <備考> オスとメスが似ています。 |
コミスジ(タテハチョウ科) 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 通常年1回初夏に、西日本では年2〜3回、春から秋に成虫が発生し、樹林周辺、草地、露岩地、市街地などで見ることができるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は茶色地に白線が入り、後翅基部に星のような黒斑あるので、コミスジやミスジチョウなどと識別できます。また、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。軽やかに飛び、なかなかとまらないので、撮影には苦労します。幼虫は、バラ科植物(シモツケ、ホザキシモツケ、イワシモツケ、アイズシモツケ、イブキシモツケ、イワガサなど)を食べます。
<名前の由来> 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されたのですが、その中でも後翅裏側の基部に星(ホシ)のような黒斑があるのでこの名が付きました。 <備考> メスはオスよりやや大きく、翅が丸味をおびます。 |
ホシミスジ(タテハチョウ科) 2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたしましたが、葉上に止まったところを望遠で捉えました。
ホシミスジ(タテハチョウ科) 2023年6月5日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年6月5日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたしましたが、葉上に止まったところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年2〜3回の発生で、成虫は春から秋にかけて関東、山梨県、静岡県の平地〜低山地の樹林で見られるタテハチョウの一種ですが、日本に本来から奄美諸島に生息していたものとは違い、1990年代初めごろに中国大陸から持ち込まれたと思われる外来種です。翅の表裏ともに、黒色地に、白斑が目立ち、口吸が鮮やかな黄色なのが特徴です。春型は白化しますが、夏型には後翅亜外縁に沿って赤斑がみられます。緩やかに飛翔していますが、時々葉上で羽を休めるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ニレ科植物(エノキなど)を食べます。
<名前の由来> 胡麻(ゴマ)のように見える斑(マダラ)模様があり、夏型には後翅亜外縁に沿って赤斑(アカボシ)のある蝶という意味で命名されました。 <備考> メスは翅形が幅広くなります。 |
アカボシゴマダラの夏型(タテハチョウ科) 2023年9月17日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2023年9月17日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏に、平地から山地の樹林周辺、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は、褐色の地に黒斑と黒縁(青色が交じる)が見られ、体と翅の付け根に毛があります。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、ハルニレなど)、ヤナギ科植物(オオバヤナギなど)を食べます。
<名前の由来> 羽の表側の模様を、昔の武士が身に着けた緋縅(ヒオドシ)の鎧に見立てて名付けられました。 <備考> 成虫で越冬するので、春先に見られる場合があります。 |
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科) 2022年4月6日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年4月6日午後、高森山公園(高森台)の高森山頂(標高206m)で撮影しましたが、しばらく地表に止まっていたのを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏から秋まで、市街地から山地まで見ることができるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は黒地に瑠璃(ルリ)色の帯があり、前翅には白い模様も見られます。とても敏捷に飛びまわり、樹上や路上では羽を開いて休みますが、樹液を吸う時などは、羽を閉じるので目立たなくなります。幼虫はユリ科植物(サルトリイバラ、ホトトギスなど)を食べます。
<名前の由来> 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、翅の表側に瑠璃(ルリ)色の帯があるので、名付けられました。 <備考> 成虫で越冬します。また、メスがオスよりやや大きいのです。本土亜種と南西諸島亜種があります。 |
ルリタテハ(タテハチョウ科)本土亜種 2022年10月15日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年10月15日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、木の幹に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 早春から秋まで、草地や林縁などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に、さざ波のような模様が出ていて、蛇の目模様が前翅に1個、後翅に5個以上見られます。表側は茶色の地色に大きな蛇の目模様が前翅左右に1個ずつ、後翅左右に2個ずつが目立ちます。草の上を低空で、リズミカルに飛んで、各種の花で吸蜜します。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)、翅の裏側がさざ波のような模様になっているので(裏波)が付きました。 <備考> 季節型は有りません。都市部では減少してきています。 |
ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 年1回夏に、草原、河川堤防、林縁などで普通に見られる大型のジャノメチョウです。翅の裏側は、茶色の地色に大小の蛇の目模様が並んでいます。表側は、オスは褐色、メスは茶褐色で、いずれも前翅に2〜3個、後翅に1個の蛇の目模様がみられますが、前翅の方が大きく見えます。比較的明るいところを好み、草原を低くリズミカルに飛んでいたりしますが、なかなかカメラには収まってくれません。幼虫は、カヤツリグサ科植物(ショウジョウスゲ、ヒカゲスゲ、ノガリヤスなど)、イネ科植物(ススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されました。 <備考> オスよりメスの方が大きいです。 |
ジャノメチョウ♂(タテハチョウ科) 2022年7月8日昼、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年7月8日昼、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> <名前の由来> <備考> |
サトキマダラヒカゲの春型(タテハチョウ科) 2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、木の幹や地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、本州から九州の雑木林内やその周辺の暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は黒褐色の地色に白線と大小の蛇の目模様が並んでいますが、地色が濃く、白線が少し湾曲し、やや紫がかっていることで、ヒメジャノメと区別されます。表側は茶色の地色に、前翅では大小2つの蛇の目模様が左右にあり、後翅では小さいのが左右に一つずつあります。飛び方は、比較的緩やかで、葉や地表にとまりやすいので、シャッターを切れるチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、アブラススキなど)を食べます。
<名前の由来> 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、ジャノメチョウより小さいのでコ(小)が付きました。 <備考> 夏型は前翅の蛇の目模様が大きくなります。 |
コジャノメ春型(タテハチョウ科) 2022年5月7日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年5月7日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、地表に止まっているところを接写しました。
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<特徴>
春から秋まで、本州(関東以南)から九州の平地〜丘陵地の樹林や農地周辺の薄暗い環境を好むジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は波状(夏型)、枯葉状(秋型)で、オスは黒褐色、メスは赤褐色です。表側は濃褐色で、前翅の先端付近に橙縁で中が白い大きめの黒斑があります。夕方主に活動し、低い位置をゆるやかに不規則に飛翔して、時々地表に止まりますし、腐果や樹液に集まるので、シャッターチャンスがあります。幼虫はイネ科植物(ススキ、ジュズダマ、ヨシ、ダンチク、アブラススキ、オギ、マコモなど)を食べます。 <名前の由来> 黒(クロ)っぽくて、木の間(コノマ)でよく見られる蝶(チョウ)ということから名前の由来となりました。 <備考> 夏型と秋型があり、秋型はより大型で前・後翅の凹凸が強く、裏面が枯葉状となり、成虫で越冬します。 |
クロコノマチョウの秋型♂(タテハチョウ科) 2023年4月2日午後、高森山公演(高森台)で撮影 |
2023年4月2日午後、高森山公演(高森台)で撮影しましたが、地表に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から初秋まで、北海道〜九州の山地から平地にある雑木林の林縁で見られるセセリチョウの仲間ですが、関東地方では年3回の発生となります。翅の表側は黒っぽく、前翅に大きな白斑が目立ち、後翅に白帯がはっきり現れるのが「関西型」、不明瞭なのが「関東型」とされています。翅の裏側もほぼ同様ですが、常に羽を開いてとまるので、裏側を撮影するのはなかなか難しいのです。また、結構敏捷に飛んでいます。幼虫は、ヤマイモ科植物(ヤマノイモ、トコロ、ツクネイモニガガショウ、ヒメドコロなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、江戸時代の大名(ダイミョウ)家の羽織袴の紋所を連想させることから名付けられたとか...。 <備考> 季節型はありません。 |
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科) 2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年6月4日午後、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上に止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 春から秋まで、関東以西の河川堤防、公園、草地などで普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色の地色に白色の小斑点が見られますが、はっきりしない場合があります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(チガヤ、ススキなど)、カヤツリグサ科植物を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。 <備考> 南西諸島では、1年中見られます。季節型はありません。 |
チャバネセセリ(セセリチョウ科) 2022年7月8日昼、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年7月8日昼、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上止まっていたところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏から秋まで、市街地や草原、山地などいたる所で普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、特に後翅の白銀模様が一列になった、一文字模様を見せるのが特徴です。表側は裏側より濃い茶色の地色に白銀模様が見られます。一見ガの仲間と見間違えやすく、集団で移動することが知られています。幼虫は、イネ科、カヤツリグサ科の各種を食べますが、特にイネに有害で、駆除の対象とされています。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後羽の白色の斑紋が一列(一文字)に並んでいるところから名付けられました。 <備考> 幼虫は、別名:イネツトムシとも呼ばれています。 |
イチモンジセセリ(セセリチョウ科) 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
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<特徴> 初夏から初秋まで、河川や雑木林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は黄褐色と山吹色のまだら模様が目立ちます。表側は、褐色の地色に山吹色の帯が見られます。ジェット戦闘機のように敏速に飛ぶので、なかなかカメラに収まってはくれません。幼虫は、イネ科植物(ススキ、ジュズダマ、アズマネザサ、ミヤコザサなど)を食べます。
<名前の由来> ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、黄色地に黒っぽい斑模様が見られるところから名付けられました。 <備考> 春型は、夏型に比べて大きくなります。 |
キマダラセセリ(セセリチョウ科) 2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影 |
2022年9月6日午前、高森山公園(高森台)で撮影しましたが、葉上で止まっているところを望遠で捉えました。
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